●美容のために取り入れたい甘酒とは?

甘酒 美容
甘酒といっても実は、大きく2種類に分けることができます。

まず1つ目は、お正月に神社などでよく振る舞われることの多い「アルコール入り」のもの。これには清酒を作る際の搾りかすである「酒粕」が使われてるため、子供や妊婦さん・授乳中の方などアルコールNGの方には向いていません。

2つ目は、米と麹のみで作られる「ノンアルコール」の発酵飲料です。美容と健康に良いとされる甘酒は、こちらのノンアルコールタイプの甘酒を指します。
購入の際は、アルコールの有無に気を付けて、しっかり材料欄を確認して下さいね!

●甘酒が人気の理由とは?

甘酒 人気

【1】手軽に飲める発酵飲料

スーパーフードの多くには、そのまま単体で食べてもあまり美味しくないものや、加熱や水に戻すなど下準備が必要なものが多いですよね。
でも甘酒は、そのまま加熱せず手軽に飲むことができます。砂糖やはちみつなどを加えなくても、麹の自然な甘みで満足感の高い味わいなのが特徴です。

【2】スーパーやコンビニで入手しやすい

今や甘酒は、特別なものというよりも定番食材として人気があり、一般的なスーパーやコンビニなどでいつでも手に入れることができます。
特に飲みきりサイズの飲料タイプなら、仕事の休憩中や外出先などでも手軽に購入して飲むことができるので、ヘルスコンシャスな人たちの間で年々人気が高まっています。

【3】美容や健康に嬉しい栄養豊富!

甘酒はその栄養価の高さから「飲む点滴」と呼ばれるほど、私たちの体に必要な栄養素が豊富に含まれています。
昔から夏バテ予防に欠かせない飲み物として親しまれているため、俳句の夏の季語にもされているほどなんですよ!

春先は一気に気温も上がり、初夏のような暑い日も増えるため、気温差で体調を崩さないためにも甘酒を取り入れ、体調を整えておくことがおすすめです。

●甘酒に含まれる嬉しい栄養

甘酒 栄養素

【1】ビタミンB群で疲労回復をサポート!

豆類や豚肉などに多いイメージのビタミンB群ですが、実は甘酒にも豊富に含まれています。
ビタミンB1は主に糖質の代謝を、ビタミンB2は主に脂質の代謝をサポートするため、疲労回復やダイエットのサポート、肌荒れ予防など美容と健康を幅広く支えてくれます。

季節の変わり目は気温の変動や環境の変化など、様々な要因でストレスを感じがち。疲労回復・ストレスケアのためにも甘酒はおすすめの食材です。

【2】ビオチンでお肌の健康をサポート!

「ビオチン」は、炭水化物や脂質、たんぱく質の代謝にかかわるビタミンB群の一種で、特に皮膚の健康を保つ働きが期待されている栄養素です。
普段から肌荒れが気になる方はもちろん、春先だけは毎年揺らぎ肌で荒れやすい……というお悩みがある方にもおすすめの栄養素です。

甘酒の他には、大豆製品や卵、鶏レバー、ピーナッツなどにも豊富に含まれています。肌荒れが特に気になるときには、これらの食材と甘酒を上手に組み合わせて取り入れてみましょう。

【3】パントテン酸で代謝をサポート!

甘酒には「パントテン酸」も豊富です。これは体内で補酵素として働き、主に3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)の代謝をサポートします。
正常な代謝を維持することは、お肌の新陳代謝にもつながります。

新陳代謝は角質層の新生にも深く関わる「美肌作りの基本」とも言えます。
代謝をサポートするパントテン酸などの栄養素を取りつつ、適度な運動や十分な睡眠など生活習慣を整えることで美肌を目指したいですね!

※パントテン酸は、レバー類やサーモン、納豆、卵黄などにも豊富に含まれています。

●飽きがこない!甘酒の手軽な取り入れ方

甘酒 飲み方

甘酒をボトルで買うと、味に飽きてしまったり消費期限内に飲み切るのが大変なことがありますよね!そんな時はこんな活用法で取り入れてみませんか?

【1】そのまま美容ドリンク(飲む点滴!)として取り入れる

【2】スムージーや手作りジュースに加えて、甘みを足して飲みやすくする

【3】カレーや煮物に、はちみつや砂糖の代用として活用し、味を調える

【4】ドレッシング代わりに野菜やカルパッチョに回しかける

【5】アサイーボウルやグラノーラにかける

筆者は【1】以外には【3】のアレンジを楽しむことが多いです。特にカレー作りの際に辛味を調整したい時、子ども用に取り分けて甘みを加えたい時などに甘酒を加えて混ぜることが多いです。
【4】のアレンジもオリーブオイルや少量の塩と合わせて楽しむことが多い、お気に入りの取り入れ方です!

美容と健康を身体の内側からサポートしてくれる甘酒。メーカーや販売元によって麹の種類や配合が違うため、数種類を飲み比べてお気に入りを探してみるのもおすすめです。

日々の食生活に上手に取り入れ、健やかで美しいお肌や体作りを目指したいですね!