●紫外線ダメージで起こる3つのリスク

紫外線 美容

【1】細胞の老化

紫外線によるダメージを「光老化」と呼びます。紫外線により肌細胞内の活性酸素が増えることで、細胞の老化がすすみます。
細胞の老化は、お肌のハリ・ツヤの低下・くすみ・肌荒れなどにつながります。

【2】シミの増加やマスク焼け

紫外線を大量に受けたお肌は、メラニン色素の沈着によりシミやそばかすができやすくなります。
日焼けもそのひとつ。マスクが定着している今は「マスク焼け」にも注意が必要です。

【3】新陳代謝の低下

お肌の細胞は、生理周期と同じく約28日間で新陳代謝を行っています。
肌表面の角質層が正常な周期で新細胞と入れ替わること(ターンオーバー)で、肌トラブルの少ない、強くて美しいお肌を保ちます。

●紫外線ダメージのインナーケアに必要な栄養とは?

紫外線 栄養

これらの肌ダメージを、細胞レベルで内側から紫外線をケアするためには、食事の見直しは欠かせません。
特に必要な栄養素は下記の4つです。

【1】抗酸化ビタミン「ACE」

ビタミンA・C・Eは「ビタミンエース」「抗酸化トリオ」と呼ばれるほど、細胞の老化を防ぐ「抗酸化力」が高い栄養素です。
これら3つのビタミンは、相乗効果でその抗酸化力がUPすると期待されているため、単体より合わせて摂ることが推奨されます。

パプリカ・マンゴー・キウイ・いちごなどはこれらの栄養を全て含んでいるため、紫外線対策やエイジングケアにおすすめの食材です!

また、食用油のオリーブオイルやごま油にはビタミンEが豊富です。調理の際はこれらを上手に活用してみましょう。
ただし油類はカロリーが高いので、摂りすぎには気をつけて下さいね。

【2】その他抗酸化成分

トマトに含まれるリコピンや、赤ワインに含まれるポリフェノールなども細胞老化を防ぐ抗酸化力が高い栄養素です。
ブルーベリーやナスなど紫色の食材に豊富なアントシアニンもそのひとつ。
これらの夏食材はこれから出回り始めるので、積極的に食事に取り入れてみましょう。

【3】たんぱく質

たんぱく質は筋肉やエネルギー源になるイメージが強いですが、美肌作りに欠かせない新細胞のもとになるのもたんぱく質です。
主に肉・魚・豆・卵類に豊富に含まれています。

ダイエット中の方はカロリーを気にして野菜ばかり食べるのではなく、強くて美しいお肌作りのためにもたんぱく質を毎日必ず取り入れましょう!

忙しくて食事の時間があまりとれず、どうしても不足しがちな時には、市販のプロテインドリンクやプロテインバーで補充するのもひとつです。
特に大豆プロテイン飲料は、クセもなく飲みやすいのでおすすめです。

【4】水分

ハリ・ツヤと並んで美肌の条件に欠かせないのが「うるおい」。
赤ちゃんのようにみずみずしいお肌は永遠のあこがれですよね。
しかし、人間は加齢とともに体内の水分量が残念ながら減るものです。

仕事や子育てで忙しい毎日、水を飲むのも忘れてしまうことも多いですが、タンブラーを手元に置くなど工夫しながら水分をしっかりとることも美肌作りにためには欠かせません。

カフェインを含むコーヒーや紅茶などは、一日1~2杯にとどめ、なるべくミネラルウォーターや無糖の炭酸水などを多く摂るように意識しましょう。

ミネラルウォーターにミントなどのハーブを入れたハーブウォーターや、レモンを入れたレモン水は爽やかなのでこれからの時期におすすめですよ。

●紫外線対策にはアウターケアも忘れずに!

紫外線 在宅

日差しが気になるこれからの時期は、日焼け止めや、日焼け止め効果のある下地やファンデーションを取り入れることも不可欠です。

コロナ禍で在宅ワークが増え、通勤の際に比べて紫外線対策意識が薄れてしまいがちですが、ちょっとベランダに出るだけ、ちょっと近所を散歩するだけ……でもお肌は紫外線ダメージを受けるもの。

特に首筋や首裏、肘下などは日々のうっかり日焼けが積み重なり、気が付けば「いつの間にこんなに焼けたの?!」ということになりがちです。
在宅時間が多い日でも紫外線ケアはしっかりと行いましょう。

いかがでしたか?
食事によるインナーケア×こまめなアウターケアを心がけ、紫外線ダメージに負けない美しいお肌作りを目指したいですね!