●美髪にもインナーケアを!
私たちの髪の毛は、高温のドライヤーや美容院でのカラーリング・パーマ、無理なブラッシングによる摩擦などで想像以上にダメージを受けやすいものです。これらは枝毛・切れ毛・パサつきのもとになります。
初夏から真夏にかけては、強い紫外線のダメージも加わるため、いつも以上に美髪ケアを意識することが欠かせません。トリートメントやヘアマスクなどの外側からのケアに加え、髪の成分になる栄養素の補給など内側からのケアも大切です。
●美髪に欠かせない栄養素とは?
髪の成分になったり、ダメージケアをサポートする主な栄養素をご紹介します。代表的なものは「ミネラル」による効果ですが、実はその他にも大切な栄養素があるんですよ。
【1】たんぱく質
たんぱく質は、エネルギー源のイメージが強いですが、細胞を作る大切な材料でもあります。髪の毛はケラチンという強いたんぱく質で構成されています。
【2】ミネラル類
ミネラル類は、代謝をサポートする重要な役割を持つ栄養素です。亜鉛・鉄・ヨウ素・カルシウム・マグネシウムなど様々なミネラル成分があります。
せっかく取り込んだたんぱく質も、これらのミネラル類がなければ単体では代謝されず強くて美しい髪は作れません。そのためミネラルには美髪づくりには欠かせない効果が期待されています。
【3】抗酸化作用の高い栄養素
ビタミンA・C・Eやポリフェノール類など、細胞老化を防ぐ抗酸化力の高い栄養素は、紫外線ダメージによる細胞のケアに欠かせません。特にビタミンEは「エイジングケアビタミン」と呼ばれるほど抗酸化力の高いビタミンです。
【4】鉄分
鉄分は、全身に酸素を運ぶ重要な働きがあります。人間の体は、まず生命活動に重要な臓器などに栄養素や酸素を届けます。髪の先まで十分な栄養素を届けるためにも鉄分不足はNGです!
●おすすめの美髪食材をご紹介
【1】たんぱく質豊富な食材
肉類、魚類、大豆製品など。肉類の中でも鶏肉やラム肉は高たんぱく・低脂肪なのでおすすめです。ひきわり納豆・豆腐など取り入れやすく消化もしやすい大豆製品は、低カロリーで栄養価も高く常備したい食材です。
【2】ミネラル類豊富な食材
海藻類、根菜類、ドライフルーツなど。焼きのりや乾燥わかめなどを常備しておけば、ごはんやみそ汁など普段の食事に手軽に取り入れることができます。
根菜類は食物繊維も豊富なので腸活にもおすすめです。ドライフルーツはミネラル豊富ですが、食べすぎると糖質の取りすぎにもなるため適量をおやつがわりに取り入れましょう!
【3】抗酸化作用の高い食材
緑黄色野菜、柑橘類、ベリー類、オリーブオイルなど。緑黄色野菜の中でも特におすすめなのが赤パプリカとブロッコリー、西洋かぼちゃです。
ベリー類はフルーツの中でも低糖質で美容面でもおすすめです。オリーブオイルは使いまわしなどで酸化しておらず、良質なものを料理に取り入れましょう。
【4】鉄分豊富な食材
肉類、マグロやカツオなど赤身の魚、ほうれん草、小松菜、ひじき、納豆など。肉類は特に赤身肉がおすすめです。効率よく吸収するためには動物性と植物性の鉄分を併せて摂取するのがおすすめです。
また、ビタミンCは鉄分の吸収をサポートする働きが期待されています。旬の野菜類・果物類などを合わせた調理で取り入れましょう!レモン汁をぎゅっと仕上げに絞るだけでもOKです。
いかがでしたか?
美髪作りのためにも、日々の美容・健康のためにも、今回ご紹介した栄養素・食材たちを積極的に食事に取り入れてみて下さいね。今年の夏は髪もインナーケアを心がけ、体の内側から健やかで美しくありたいですね!