アートメイクってどんなもの?

アートメイクは聞いたことがあるけど、具体的にはよくわからない…。なんだか怖そうなイメージ…。そういった方もいらっしゃるでしょう。

アートメイクは、皮膚表面から0.02〜0.03mm程度の浅いポイントに、専門の機器で着色するものです。刺青やタトゥーとは違い、表皮への施術なので、皮膚の新陳代謝によって、数年かけて徐々に薄くなっていきます。

新陳代謝のスピードなどには個人差があるため、アートメイクの持ちも人それぞれ。一生消えないものではないので、安心できます。

ただし、アートメイクは医療行為に当たるため、サロンではなく美容クリニックを選びましょう。

デザインのセンスや変色、痛みなど、気になる点はたくさん。失敗しないためにも、ホームページで症例や実績を確認し、慎重にクリニックを選んでくださいね。リアルな声がかかれている口コミも要チェック。カウンセリングやアフターケアが充実しているかどうかもポイントですよ。

アートメイクのメリットとデメリット

アートメイクを検討する前に、まずはメリットやデメリットを把握しておくことも大切です。

メリット

・すっぴんに自信が持てる

メイクを落としてもアートメイクが消えないため、すっぴんにも自信が持てるように。人によっては、ノーメイクでもお出かけできるようになるかも。

・時短になる

普段メイクする箇所は触らなくて良いため、忙しい朝の時短にも。急いでメイクして失敗した…ということもなくなります。

・メイク崩れしなくなる

アートメイク部分は汗や皮脂で落ちないため、メイク崩れのストレスからも解放されますよ。メイクが落ちて頻繁にお直ししている方にとっては大きなメリットでしょう。

デメリット

・簡単に消せない

1年以上かけて徐々に薄くなるため、簡単には消せないのがデメリット。例えば流行の眉に合わせたアートメイクをすると、時代遅れになってしまうことも。スタンダードな形や自分の骨格を活かしたデザインにすると、長期間楽しめます。

早く除去したい場合は、レーザー治療や切除手術などが必要です。お金や時間もかかるので、除去しなくても良いようしっかりカウンセリングを受けましょう。

・ダウンタイムがある

施術後1週間程度、ダウンタイムがあります。技術力によって症状が長引くこともあるため、クリニック選びは慎重に。

・MRI検査が受けられないこともある

使用しているインクに金属が多く含まれている場合、MRI検査を受けられません。クリニック側がMRI検査を受けても良いと言っている場合でも、検査前には必ずアートメイクを施していることを伝えましょう。

人気のアートメイク部位

ここからは、実際にどのようなアートメイク施術があるのかをご紹介していきます。意外なパーツもあるので、悩みがある方は解決策の一つになるかも。

・眉毛

一番人気な部位です。眉は顔の印象を大きく左右しますよね。アートメイクを施していれば、すっぴんにも自信が持てておすすめです。

2Dアートメイクは低価格ですが、色を埋めていくだけなのでメイク感が強めの仕上がりに。3Dアートメイクは1本1本毛並みを描く技術で、ナチュラルな仕上がりです。4Dアートメイクは2Dと3Dを合わせた技術で、より自然に。

なるべく価格を抑えたい方は2Dや3D、すっぴん眉毛美人を目指したい方は4Dがおすすめですよ。

・アイライン


眉毛に続いて人気の部位。時間がなくてもアイラインは欠かせないという方も少なくないでしょう。

ただし、アイラインは特に流行が変わるのが早いため、しっかりとデザインを考えましょう。もとの目の形に合ったものにすると、自然な目力をキープできるはず。カウンセリング時に希望を伝えることも大切です。

・唇

唇も人気の部位です。唇に色素を注入し、色や形がキレイな状態を保ちます。唇のくすみが気になる方や、口角が下がった方にもおすすめ。

施術直後はルージュを塗ったかのような仕上がりですが、日数とともに落ち着いていきます。マスクを取ったときに血色が良く見えるのもメリットです。

リップラインのみにアートメイクを施すタイプもあります。

・ほくろ

目元や口元など、チャームポイントのほくろに憧れることもありますよね。アートメイクであれば、理想のほくろを手に入れることができます。

また、運気アップのためにほくろを入れる人もいるようです。例えば耳たぶのほくろは金運がアップすると言われています。目立ちにくい箇所で開運を狙ってみるのも良いかも。

・つむじ

顔だけでなく、頭皮に施術するヘアアートメイクもあります。髪の生え際やつむじなど、薄毛が気になる部分に。生え際にアートメイクをすると額が狭く見えるので、小顔効果もあります。

傷跡で抜け毛状態になっている箇所にも施術できますよ。

・乳輪

乳房再建手術を受けた方や、乳輪に傷跡がある方などが受けているもの。形や色が気になる方も施術可能です。

悩んでいる方は、1人で抱え込まずにクリニックで相談してみるのも良いでしょう。ただし、施術可能なクリニックが少ないため、下調べも念入りに。

アートメイクを活用してみよう

このように、アートメイクは進化中です。さまざまな部位を自然に仕上げることができるので、コンプレックスを解決できるかもしれませんね。

アートメイクで失敗しないためには、クリニック選びが重要。技術力はもちろん、カウンセリングやアフターケアも重視しましょう。デザインをしっかり相談して、長期的に楽しめるようにすると、除去するリスクも低くなります。

悩みがある方は、アートメイクも一つの手段として考えてみてくださいね。