肋骨、動いてますか?

アンダーバストの下に両手を当ててみてください。骨が触れると思います。それが『肋骨』です。手で肋骨を触れたまま、ゆっくり呼吸してみてください。肋骨が動いてますか?肋骨は息を吸い肺が膨らむと同時に横に広がるように動きます。息を吐くときに同時に肺と一緒に縮まるように動きます。触ってみて呼吸に合わせて動いてましたか?もし動いてない、または動きが少ない場合は肋骨周辺が硬くなってしまっています。

肋骨周辺がコリ固まってしまうと何が起きるの?

肋骨は呼吸とともに動きながら胸部にある内臓を守っています。肋骨周辺がコリ固まってしまうと肋骨に守られている内臓の流れが滞ってしまい代謝が落ちてしまいます。代謝が落ちてしまうと痩せにくい身体になってしまい、ぽっこりお腹の原因にもなってしまいます。

そして、肋骨周辺がコリ固まってしまうと呼吸が浅くなり新鮮な空気を身体に送り込む事ができなくなってしまうことにも。さらに肋骨周辺のコリだけではなく背中や全身の疲労の原因になってしまうんです。

肋骨と呼吸と代謝

肋骨周辺を柔らかくする事で、痩せやすい身体に体質改善されていきます。肋骨周辺が柔らかくなり動きが良くなると肋骨に守られている内臓の動きも活発になります。

そして、肋骨は呼吸と一緒に動いていますから、肋骨周辺が柔らかく動くようになることで日常生活で行っている『意識していない呼吸』が深い呼吸に自然に変わります。意識していない呼吸とは日常で自然に行なっている呼吸になります。自然呼吸により体内に入る酸素の量が増えると全身の細胞が活性化され、代謝が上がって行きます。

肋骨を柔らかくしくびれを作るセルフケア

意識して深い呼吸をしなくても自然呼吸で代謝が上がる身体作りをしていきましょう。

1. アンダーバストの下あたりに両手を当てて肋骨を触ってみましょう。ゆっくりと深い呼吸を数回行って息を吸う時に肋骨が広がり、吐くときに肋骨が縮まるのを手で感じ取ってください。

2. 呼吸と一緒に動いている肋骨を感じられたら、肋骨の動きに合わせて息を吐き肋骨が縮まる時に手で軽く肋骨が縮まるのを手伝うイメージで両サイドから手で更に縮めていきましょう。

3. 息を吸う時は手を緩め内側から肋骨を広げるに息を沢山吸います。

4. 息を吐くときに両サイドから手で肋骨を縮めるように軽く圧迫しながら息を吐き切ります。
吸う時は手を緩め内側から肋骨を広げるように沢山息を吸います。この呼吸を5呼吸から10呼吸ゆっくり繰り返します。

5. 次に下がってしまった肋骨を上げていきましょう。手で肋骨のある位置の皮膚を軽く上にあげてみましょう。皮膚が軽く動けば大丈夫です。

これを、呼吸を合わせながらゆっくり行います。息を吐く時に上に上げます。吸う時は手を緩めます。この動きを5~10呼吸分、繰り返します。

呼吸が浅くなると背中が丸くなり猫背になってしまいますが、この呼吸を行う事で肋骨が上に上がり姿勢が良くなります。

日常生活での呼吸の大切さ

いかがでしたか?肋骨セルフケアで呼吸をした後の自然呼吸は、いつもより深く吐ける、吸える事に気がついたのではないでしょうか?酸素がスッと入り身体が温まり代謝が上がります。そして姿勢が改善させる事でウエストにくびれができてきます。

1日の終わりに身体の疲れをほぐす時、背筋が丸まってしまっている時、朝起きた時に全身に酸素を巡らせ良い1日を始めるのにも肋骨ケアはとてもオススメです。

続ける事で、肋骨周辺が柔らかくなり日常生活で行っている『意識してない呼吸』が自然と『意識していないのに深い呼吸』に変わっていきます。

ウエストのくびれが綺麗に作られていくのと同時に、全身に効率よく酸素が巡る、代謝に優れた身体になりますよ。

肋骨ケアだけで全身のセルフケアができちゃいます。寝る前や、朝起きた時の習慣にしてみてください。