活性酸素が老化につながる原因


活性酸素とは、体内の他の物質を酸化させる酸素のことを指します。私たちは、日々呼吸によってたくさんの酸素を身体に取り込むことで生命活動を維持しています。そのうちの約2%が活性酸素になると言われています。

活性酸素は殺菌効果があり、体内の細菌やウイルスを撃退する役割を持つ一方で、体内に増えすぎてしまうと、正常な細胞までも攻撃されてしまう危険性があります。攻撃された細胞は酸化され、これが老化の要因になるとされています。細胞の酸化は、しみ・しわ・筋力低下などにつながるとも言われています。鉄が酸化して錆びるように、細胞も酸化することで脆くなってしまうのです。

また最近では、活性酸素は目に見える老化現象だけではなく、心筋梗塞や動脈硬化、がんなどの多くの生活習慣病の原因としても注目されているのだそう。したがって、活性酸素を減らすことが健康な身体づくりへとつながるとされています。

出来るだけストレスフリーの生活を送る

ストレスから身を守る方法を見つけることは容易ではありません。しかし、現代はストレス社会ともいえるほどにストレスに溢れています。ストレスは一時的に血液の流れを悪くすると言われており、血流が通常に戻るときに活性酸素が発生するのだそう。ストレスフリーの生活を送る手段をいくつか自分の中で持っておくのがおすすめです。

しかしながら、ストレス発散のために摂取するアルコールやタバコは、逆に活性酸素の発生を促進させてしまうと言われております。休日は思い切り羽を伸ばして遊びに出かける、大声で歌を歌ってみる、気の置けない友達や家族と過ごすなど、ストレス発散の方法を変えてみるのが良いかもしれません。

充分な睡眠をとる

また、たっぷりと睡眠をとることも活性酸素を発生させないための秘訣です。寝る時間を削って仕事をしたり、休日出勤したりするなど、心休まる日がなければ、ストレスが蓄積し、活性酸素はどんどん生み出されてしまうとされています。休みのときはしっかり休み、毎日最低7時間は睡眠を確保するようにしましょう。

軽い運動をしてみるのも◎

負担にならないレベルの軽い運動は、細胞の酸化を抑える働きがあります。逆に、激しい運動をすると活性酸素を促進すると言われていますが、スイミングやウォーキングに代表される軽い有酸素運動は、活性酸素の減少に効果的な場合があるとされています。あくまで軽めの運動が良いとされているので、やりすぎはNGです。

可能であれば、休日は早めに起きてウォーキング、もしくはサイクリングなどをするもの、気分転換になるので、おすすめです。必ずやらなければいけない…とは思わず、時間に余裕があれば、くらいの軽い気持ちで運動は考えておくと良いですね。

普段の生活スタイルを変えるのは中々大変なことかと思います。出来ることから少しずつ行うことが、未来の健康な身体づくりにつながってくるのではないでしょうか。