肌のくすみの種類は?
肌くすみの種類は、主に4タイプあります。
タイプ①血行不良
血行不良によってくすんでいる状態で、疲れている印象を与えるものです。血液の流れが滞り、肌に充分な栄養が行き届いていないことが原因となります。目の下などの皮膚が薄い部分だと、血管が青く浮き上がってしまうことで、顔色が悪くくすんだ印象になるのだそう。
タイプ②乾燥
乾燥によるくすみで、肌がカサカサになり、ツヤがなく暗い印象を与えます。空気の乾燥や過剰な洗顔などによる乾燥により、肌のターンオーバーが乱れて、古い角質が残ってしまっていることが原因。肌のきめやハリが失われ、肌の透明感が低下することでくすんでみえます。
タイプ③メラニン
メラニンでくすんでいる場合、シミと同じと考えて良いでしょう。紫外線を浴びることで、肌のメラニン色素が増え、色素沈着を起こしている場合があります。
タイプ④糖化
糖化も肌くすみの原因の一つとして挙げられます。炭水化物や糖分の取りすぎなど食生活の乱れによる場合が多く、真皮のタンパク質が体内の糖に結び付くことで黄色く変色してしまいます。すると、肌が黄色くみえてしまい、透明感に欠けた肌になってしまいます。
上記4タイプのくすみはそれぞれ対応策が異なりますので、しっかりチェックしておきましょう。
血行不良のくすみには?
血行不良のくすみには軽い運動を取り入れると効果が期待できます。ウォーキングなど負荷の軽いものから始めていきましょう。
また、湯船に長くつかる半身浴もオススメです。
おすすめのケア法としては、美白成分の入ったクリームなどを、軽くマッサージしながら塗るのがよいでしょう。ただし、力任せにごしごし擦るのはNGです。優しく撫でるように行いましょう。
乾燥くすみには?
乾燥したくすみには保湿がキーポイントになります。保湿力の高い化粧水をたっぷり使い、乳液や保湿クリームで徹底ケアをしてあげるのがおすすめです。また、ボディケアも怠ってはいけません。ボディもくすみが気になる場合、ボディクリームで保湿ケアをしてあげるとくすみが改善されていきます。
乾燥くすみには気づかない方も多くいるので、まずは自分の肌が乾燥しているかもしれないと認識して、冬などの乾燥する季節だけではなく、汗ばむ季節でもしっかり保湿してあげることが大切です。
メラニンくすみには?
メラニンのくすみには、まずはなんと言っても紫外線対策が必須です。UVカットを徹底しましょう。
そして肌への過剰な刺激もNGです。ごしごし洗いの洗顔をやめ、正しく優しく洗うことによってメラニンくすみは改善に導かれるでしょう。また、血行促進のためと思って、美顔ローラーなどの使い過ぎも逆効果となりますので注意したいところ。
糖化くすみには?
最後に、糖化には食生活の見直しが最も有効であると言われています。糖化くすみの原因となるのは、甘い物や炭水化物ばかりの食事、野菜不足、喫煙、飲酒、運動不足。これらの生活習慣によって体の内側から老化してくると、糖化くすみが表れ、やがてしわやたるみにつながっていくと言われています。
まずは野菜から食べる、スイーツはナッツ類に置き換える、食後に適度な運動をするなど。血糖値コントロールを意識したいですね。
くすみといっても色々なタイプがありますので、自分がまずはどのタイプかチェックしましょう。鏡をしっかり見て、くすみの種類を見分けたら、それ相応のケアを行うことが改善への第一歩となります。