チョコレートが好き!

チョコレートが好き!

コンビニやスーパーでもたくさんのチョコレートが売っていますね。
バレンタインやホワイトデーの時期にはチョコレートフェアが行われるなど、思わず食べてしまう機会も。

すごくチョコレートが好き・食べるのをやめられない方を、チョコレート中毒やチョコレート依存症なんて呼ぶこともあるようです。

そんなチョコレートですが、子供の頃に「チョコレートを食べ過ぎると虫歯になるよ」なんて言われませんでしたか?

チョコレートは好きだけど、虫歯にならないために我慢している方もいるのでは。
本当にチョコレートを食べると虫歯になるのでしょうか?

チョコレートを食べると虫歯になるの?歯科医師:古川 雄亮先生に聞いてみた!

歯の妖精

歯の妖精

チョコレートを食べると虫歯になる、と聞きました。
本当にチョコレートを食べるだけで虫歯ができてしまうの?

そうですね。
糖分を含むチョコレートを食べると虫歯になる、というのは事実といえますよ。


古川先生

古川先生

歯の妖精

歯の妖精

やっぱりそうなんだ…。でもどうしてもチョコレートを食べたい!
チョコレートを食べても虫歯にならない方法ってありませんか?

確かにチョコレートは虫歯になりやすいですが、食べたらすぐ虫歯につながるわけではないんです。
チョコレートが虫歯になりやすい理由を知って虫歯予防をしっかりすれば、チョコレートを食べられますよ。

古川先生

古川先生

チョコレートが虫歯になりやすいといわれる理由

チョコレートが虫歯の原因になりやすいといわれる理由

では、チョコレートが虫歯になりやすいといわれる理由を見ていきましょう!

砂糖が多く含まれている

砂糖を摂取すると、お口の中の虫歯菌が砂糖を分解して酸を産生し歯を溶かすため、虫歯になります。
チョコレートにはたくさんの砂糖が含まれているので、虫歯になりやすいといわれているんですね。

そのため、砂糖が少ない高カカオのチョコレートなら虫歯になりにくい、なんて噂もあるようです。
いくら少なくても砂糖が入っていれば虫歯になるリスクはありますので、この後ご紹介する虫歯予防をしてくださいね。

口の中に残りやすい

チョコレートを食べた後は、割と長い時間お口の中にチョコレートの風味が残りませんか?
それはチョコレートがお口の中に残りやすいからです。

歯に付いていたり、歯と頬の間に残っていたり、溶けて唾と混ざってお口の中に残っていたり…。

お口の中にチョコレートが残っているということは、砂糖も残っているということ。
お口の中に残っている砂糖は虫歯の原因になります。

チョコレートを食べても虫歯にならないためには?

チョコレートを食べても虫歯にならないためには?

チョコレートが虫歯になりやすいとしても、我慢するのは辛いですよね。
筆者は「一生食べちゃダメ」と言われたつらい食べ物トップ3にチョコレートが入ります。

でも、虫歯になるのも避けたい。
チョコレートを食べたあとにしたい虫歯予防をご紹介します!

食べた後は隅々まで歯磨きをする

まずは虫歯予防の基本中の基本ですが、食べたらしっかり歯磨きをしましょう。
お口の中に残っているチョコレートを取り除くことで、虫歯予防になりますよ。

チョコレートは溶けて液体状になるため、隅々まで丁寧に歯磨きをしてくださいね。
フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間、歯と歯茎の間のチョコレートも取り除きましょう。

歯磨きをする前に、お口の中で溶けて唾と混ざったチョコレートをぶくぶくうがいで流してから歯磨きをすると効率的です。

また、舌の上にチョコレートが残っていることもありますので、舌ブラシで舌も磨くのがおすすめです!

短時間で食べる

長い時間をかけてチョコレートを食べるということは、その分お口の中に長時間チョコレートがある状態に。
当然、虫歯になるリスクも高まります。

一粒一粒時間をかけてじっくり味わいたくなりますが、虫歯予防のためにはできるだけ短い時間で食べ終わるようにしましょう。

虫歯になりにくいチョコレート!?

虫歯になりにくいチョコレート!?

チョコレートは少なからず砂糖が含まれているものがほとんどで、虫歯のリスクがあるお菓子です。
ですが、実は「虫歯になりにくいチョコレート」も販売されているんです。

そもそも、チョコレートが虫歯になりやすい原因はチョコレートに含まれている砂糖。
砂糖を使わなければ、虫歯のリスクは低いといえるのです。

そこで、キシリトールを主原料とした「キシリトールチョコ」です。
砂糖の代わりに人工甘味料であるキシリトールで甘みが付けられているチョコレートです。

キシリトールといえば、子供が歯磨きした後用のタブレットやキシリトールガムなどで有名ですね。
キシリトールは砂糖とは異なり、虫歯菌が酸を作る原因にはなりません。
そのため、キシリトールチョコは虫歯になりにくいチョコレートといえるんです!

もちろん、キシリトールと砂糖が併用されていては意味がありませんので、虫歯予防のためにはキシリトールだけが使われたチョコレートを選んでくださいね。

まとめ

虫歯のリスクはチョコレートだけの特徴ではありません。
虫歯になりたくないから、とチョコレートを避けても、砂糖が含まれている料理やお菓子を食べている場合は同じように虫歯のリスクがあるのです。

虫歯予防のためにはチョコレートを無理に我慢するのではなく、美味しく食べた後に如何に虫歯予防をしっかりするか、ということを考えてみてはいかがでしょうか。