根の治療の治癒率96%!?

根の治療の治癒率(再発せずに予後良好となった割合)を研究した世界的に有名な論文によりますと、虫歯で痛んだ神経を取った時の治癒率は96%といわれています。
なんと、ほとんどの歯が再発することなく治るという報告がされているのです。一方、治療した歯が根の先で膿んでしまった場合の治癒率は62%といわれています。
こちらは、最初の治療と比べて、34%も成績が落ちてしまうという報告があります。

最初の治療を成功させることが、歯を長期的に残すためにいかに大切なことかが分かります。
翻って、日本での統計によると、約50%~70%が根の治療が再発しているというデータが出ています。
(わが国における歯内療法の現状と課題 須田英明先生 2011年)

上記の治癒率の違いは、根の治療の時にラバーダムという感染予防の措置を取ったかどうか、というところが大きな違いです。

お口の治療環境づくりラバーダムについて

お口の中は、人の体の中で一番細菌の多い場所です。ですので、根の中の感染源(細菌)を少なくしながら、新しい病原となる細菌が入り込まないようにしなくてはいけません。その新しい細菌が入りこまないような環境を作るのが、ラバーダムなのです。

ラバーダムを使用せず治療を行うということは、例えていうならば、どぶ川の中で手術を行うようなもので、手術は成功しても予後が悪くなってしまいそうなことが安易に想像つくかと思います。

根の治療も、ラバーダムを使用しなければ治療そのものがうまくいっても、予後が悪くなってしまうことがあるのはこういった原因によるところが多いと考えられます。

根の治療が再発する原因

ラバーダムを使用していたとしても、根の治療が再発する原因は下記のようなことも考えられます。

・虫歯や感染源の取り残しがあった
・根の病気の原因となるバイオフィルムが、歯の中(神経の管の中)だけでなく、歯の根の外側まで広がってしまっている
・根にひびが入ってしまっている
・根が割れてしまっている
・器具の消毒、滅菌が不十分
・被せ物が不適合だった
・治療後の歯周病のコントロールや日常のプラークコントロールが不十分だった
などの原因があげられます。

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