●美肌作りの敵を知る！
マスク荒れ、夏の紫外線ダメージに加え、日々の睡眠や栄養が不足していたり、ストレスがたまりすぎてしまうことも肌細胞の老化につながります。このように肌への刺激や老化原因は意外と山ほどあるもの。
ご自身がどんな時に肌荒れしやすいのか、その理由を知ること、そして肌質に合った正しいスキンケアに加え、肌が喜ぶ栄養豊富な食材を食事を通して取り入れることがとても大切です。
●美肌作りのために抑えておきたい栄養とは？
【１】抗酸化成分
様々な刺激から肌を守り強くするためには、まず抗酸化作用の高い栄養素をしっかり押さえましょう！
＜ビタミンA＞
β-カロテンが体内で変換されると「ビタミンA」になる。主に粘膜や肌細胞を乾燥から守り強くする働きが期待されているため、乾燥肌気味の時におすすめ！目の健康維持にも欠かせない栄養素として注目されている。
人参や赤パプリカなど、主に暖色系の野菜類や卵、レバー類などに豊富に含まれている。
＜ビタミンC＞
言わずと知れた美肌ビタミン。メラニン色素の沈着を防ぎ、シミやそばかすなどを防ぐ働きが期待されている。コラーゲンの生成にも関わるため、紫外線ダメージによる肌細胞の老化が気になる夏は毎日でも摂りたいビタミン。
ストレスやアルコールの代謝など、体内で様々な役割があるにも関わらず、体内に蓄積できない栄養素のため積極的に摂るのがおすすめ！
＜ビタミンE＞
栄養素の中でも特に抗酸化作用（細胞老化のもとになる活性酸素の働きを抑える力）が高く、主にエイジングケアが気になる人におすすめのビタミン。
ナッツ類やオリーブオイル、西洋かぼちゃやマンゴーなどに豊富。
＜その他の抗酸化成分＞
赤ワインやブルーベリーなどに豊富なポリフェノール、トマトやスイカに豊富なリコピン、鮭やイクラなどに豊富なアスタキサンチンなども抗酸化作用が高い成分として注目されている。
【２】コラーゲン
抗酸化成分で細胞老化をサポートしたら、美肌に欠かせない「うるおい」「弾力」をサポートする栄養素もしっかりと！マスク荒れやたるみ知らずの強くて美しいお肌を目指すならコラーゲンがおすすめ。
手羽先や手羽元などの鶏肉、ゼラチンなどに豊富です。手羽先はやや脂肪分が多いので、おすすめは手羽元！コラーゲンが溶け出し汁ごと頂ける、参鶏湯などの煮込み料理やスープ類にするのがおすすめ。
季節の果実を使った手作りゼリーをおやつに仕込むのも◎
【３】たんぱく質
美肌作りのためには、新しい細胞が育ち、正常なターンオーバーでお肌の表皮が常に健やかな状態にすることが大切です。細胞のもとになるのは「たんぱく質」。
カロリーを気にして野菜類ばかり食べるダイエットでは、たんぱく質が不足しがち。美肌のためにもたんぱく質はしっかり取り入れ、バランスの良い食生活を心がけることが大切です。
●筆者が冷蔵庫に常備している夏におすすめの食材
それでは筆者がリアルに常備している「リアル美容食材」をご紹介します。
・赤パプリカ
「抗酸化トリオ」とも呼ばれるビタミンA・C・Eが全てが揃うスーパー野菜。抗酸化力アップに◎
・トマト
そのまま食べられる手軽さと、甘酸っぱさが大好きな美容食材！リコピンを無駄なく補給するには、オリーブオイルを少量合わせて！
・ピーマン
程よい苦みが癖になる抗酸化食材。牛肉やじゃこと炒めれば手軽でおいしい一品が完成。
・にんじん
乾燥肌が気になる際に欠かせないカロテン豊富な食材。どんな調理にも合う便利食材。
・手羽元
ヘルシーでコラーゲンたっぷりな手羽元は肉類の中でもマスト食材！
・甘酒（ノンアルコール）
代謝をサポートするビタミンB郡豊富な発酵飲料。疲労回復効果も期待。
●これさえあれば！とっておきの美肌レシピ
～手羽元とたっぷり野菜のトマト煮込み～
上記食材を主に使ったお気に入りの簡単煮込み料理はこちら。美肌作りに欠かせない抗酸化力アップ、コラーゲンやたんぱく質補給が期待できるレシピです！ハーブを加えれば香りによるリフレッシュ効果も◎
＜材料＞
・オリーブオイル 大さじ１
・トマト缶 １缶
・赤パプリカ １個
・ピーマン １/２個
・玉ねぎ １/２個
・人参 １/２本
・手羽元 約５本
・塩麹 小さじ１
・白ワインまたは料理酒 適量
・塩、こしょう 各少々
・にんにく 適量
（すりおろし、みじん切り、ローストガーリックあらびきなど何でもOK）
＊お好みのハーブ類 適量 （ローズマリー、タイム、バジルなどがおすすめ）
＜作り方＞
１．手羽元は塩こうじを揉み込んでおく。野菜類は皮や種を取り除き食べやすい大きさにカットする。
２．鍋にオリーブオイルをひいて中火であたため、玉ねぎを入れ半透明になるまで炒める。
３．手羽元を加え表面をさっと焼いたら、＊以外の残りの材料を全て加え、蓋をして中火で約１５分煮込む。
４．材料にしっかり火が通ったのを確認したら弱火にし、＊をトッピングしてさらに５分煮込めば完成です。（こうすることでハーブの香りをまとわせます）
冷蔵庫で約２日間保存可能なので、多めに作ってごはんやパンはもちろん、パスタソースとしてアレンジしながら楽しむのがおすすめです！
美肌作りはもちろん、健やかな体作りのための栄養補給にも是非お試しくださいね。
