いつの時代も「基本」が大事!

健やかで美しい心と体を目指すなら、基本的な食・栄養のポイントを押さえておくことはとても大切。一過性の食のブームやSNS映えなど、情報に翻弄されすぎないことも大切です。流行は娯楽としてたまに楽しむべきもの。体を作る日々の食事ははやりに流されすぎず、バランスの良い食事がいつの時代も一番大切です。もちろん、適度な運動も欠かせません。

好きな有名人がやっているから自分も…と、断食・ヴィーガン食の徹底・糖質抜きダイエットなどに自己流で手を出すのはちょっと危険。どうしても、という場合は必ず医師や専門家の指導のもと、正しい方法で行いましょう。

偏食の危険性

リバウンドに要注意

「●●だけダイエット」といった類の食生活は何よりリバウンドしやすく、栄養不足に陥りやすいので逆効果です。栄養素には様々な種類が存在しますが、それらは相互作用で働きを高めることで、私たちの生命活動や各器官の働きを正常に維持しています。

リバウンドを繰り返すと、体が頻繁に飢餓状態と認識して栄養素を溜め込む癖がでるため、のちのち太りやすい体になってしまいますので要注意です。

簡単な食改善のコツ

栄養素の知識がなくても「なるべく多種類の食材を一日の中でとる」ように意識するだけでOK!赤・緑・紫・黒・白・茶・黄色など「様々な色の食材をとる」ことでも、おのずと多種類の食材をとることにつながるのでおすすめです。

不調が起こりやすくなる

極端な偏食で栄養不足状態が続くと、倦怠感・やる気の低下・代謝の低下・自律神経の乱れ・肌荒れ・生理不順など様々な不調が起こりやすくなるものです。単に体重を落とすダイエットではなく、お肌や体を健やかに保ち、太りにくい体質を目指すダイエットを心がけましょう!

代謝アップでヤセ体質を目指す!

エネルギーが巡りやすく太りにくい体は「痩せ体質」と言えます。つまり「代謝アップ」を目指すことが健やかなダイエットに不可欠ということ。

適度な運動を毎日5~10分でも取り入れる、毎晩シャワーで済ませず湯船につかる、体を冷やさないといった生活習慣も代謝アップには欠かせません。

バランスの良い食事を心がけ、特に代謝をサポートするビタミンB群を積極的に取り入れることもおすすめです。ビタミンB群は、主に糖質や脂質の代謝をサポートしてくれる栄養素です。納豆などの豆製品や玄米、レバー類全般や赤身の魚(マグロ・カツオなど)などに豊富です。

ポッコリお腹の解消には?

便秘がちで下腹部のふくらみが常に気になるというときは、便通をサポートしてくれる食物繊維豊富な食材を取り入れましょう。

おすすめの旬食材

晩夏~秋に旬を迎える食材では、梨、柿、皮ごと食べられるブドウ、キノコ類全般、サツマイモ、栗、とんぶりなどがおすすめです。旬の食材は栄養価も高く安価で手に入れやすいものが多いので、季節を楽しみながらおいしく楽しくダイエットに取り組みましょう!

発酵食品もおすすめ

また、食物繊維と一緒に腸内で便通をサポートしてくれるのが、ヨーグルトなど乳酸菌が豊富な発酵食品です。チーズやお漬物、キムチ、日本酒などにも乳酸菌が含まれています。

痩せ体質を目指すダイエットメニューとは?

朝ごはんなら、ヨーグルトに旬のフルーツ、ごはんに納豆やキムチ、ここに具だくさんの味噌汁といったメニューなら最強です。

朝はパン派!という場合は、全粒粉入りのパンや野菜入りの惣菜パンにするとカロリーも抑えられるうえ、食物繊維やミネラル類も摂れるのでダイエット中におすすめです。

昼食はなるべくワンプレートもの(カレーやラーメン)より、小鉢が多い定食系を選ぶとおのずと栄養バランスも高くなります。

夕飯は基本的に軽めでOKですが、朝・昼で不足したなと思った栄養素を補充できるような内容で、油調理のものが少ない和食メニューを心がけましょう。

卵焼き、玄米ご飯、焼き魚、おひたしやサラダ、納豆、みそ汁やスープといった素朴な和食は低カロリーなのに栄養価が高く一番おすすめです。

洋食は和食に比べると油脂を多く使うものが多いので、週に2~3回と回数を決めたり、週末だけは好きなものをたっぷり食べる、など食習慣にメリハリをつけておくといいですね。

ちょっと太ってしまったな……という方は、流行りのダイエット方法をやみくもに真似するのではなく、昔から続いている日本が誇るシンプルな和食を再度見直し、旬食材を取り入れながら食生活を楽しんでみましょう。

適度な運動も忘れずに!