700キロカロリーカットできる!

カロリーカット

厚生労働省の出す「日本人の食事摂取基準」によると1日に必要なカロリーは20代女性で平均約1800kcalで、1食あたり約600kcalと考えられます。

夜ごはんは朝、昼ごはんに比べてしっかり食べる傾向にありますので少し多めの700kcalと推定されます。夜ごはんを抜けば1日1100kcalの摂取程度で済みますね。

夜ごはん抜きダイエットの方法は?

夜ごはん抜きダイエットは、ただ夜ごはんを食べないだけではなく、夜の6時以降は何も口にしないことが原則です。
飲み物はOKですが基本的には水です。

どうしてもお腹が空いてしまう場合は、適度な量の果物もしくは、低カロリーな野菜ジュースや酵素ジュースにしましょう。しかし、これなら安心と思って多量に摂取してしまうのは逆効果ですので、量には気をつけましょう。

また、お腹にたまるからと甘いスムージーや、間違ってもタピオカなんかは飲んではいけませんよ。

また、夜ごはん抜きダイエットは1週間で終了するようにしましょう。
体重を一気にたくさん落とせるからといって長期間続けてしまうと、栄養失調や集中力の低下など身体の健康に被害が及ぶ可能性があります。

またダラダラと夜ご飯抜きを続けてしまうと逆に代謝が悪くなって、太りやすい体質になったり、リバウンドしやすくなるという可能性もあるので注意が必要です。

持病のある方は必ず主治医に相談の上、自己判断で無理をせず行うことが大切です。

どのくらい痩せるの?

お腹

上記でご紹介した通り、夜ごはんは1回約700kcalです。

脂肪は1gあたり9kcal、ヒトの脂肪は1gのうち20%ほどは水分が含まれているといわれていますので8割が脂肪として1gあたり7.2kcal。単純計算を行うと、夕食を減らすだけで100gほど痩せることができるということになります。

脂肪1㎏では7200kcalが必要ということは10日続ければ1㎏痩せることができます。

1週間で3㎏は無理?

タイトルに1週間で3㎏!?と書いてあるのに、10日で1㎏なんて話が違う!と思われるかもしれません。
それには大きな理由があります。

その理由とは「消費カロリーは人によって大幅に異なる」からです。

ヒトには基礎代謝と呼ばれる、体温の維持や心臓の運動、呼吸などの生命活動で最低限使われるエネルギーがあります。
筋肉が多い人は体温の維持に多くカロリーを使用するため基礎代謝が上がるなど、基礎代謝だけでもヒトによって差があるのです。

また、毎日の運動によるカロリー消費も異なります。
例えば、立ち仕事の人と寝たきりの人では同じだけの時間を生きていてもカロリーの消費量が違うことは明らかですね。

それと同じように、立ち仕事の人と座り仕事の人、歩き回る仕事の人など仕事の内容によっても異なります。
また、同じ座り仕事の人でも、会話など声を発している時間が長い人は全く話さない人に比べて消費カロリーは多くなります。

このように、1日の生活スタイルによって個人の1日の運動によるカロリー消費は異なってしまうのです。
これが、同じダイエットをしていても痩せる量が違う大きな要因となります。

運動によって使うカロリーが多い人は、1日に必要なカロリー量が平均の1800kcalよりも多くなるため、夜ごはんを抜くことによって1週間で3㎏痩せることも十分に可能です。

効果を十分に発揮させるコツ

ごはん

朝ごはんと昼ごはんはしっかり

夜ごはんを抜く以外に、朝ごはんと昼ごはんも軽く済ませたらもっと痩せるのでは、と思うかもしれませんがそれはNG。

朝ごはんと昼ごはんでしっかり栄養をとっておかないと身体が栄養を求めるためお腹が空いて、夜ごはんを抜くことが辛くなってしまいます。
辛いのを我慢して1週間夜ごはんを食べないことはなかなか難しいので、朝ごはんと昼ごはんはしっかり食べましょう。

特に朝ごはんは「朝ごはんを食べることによって消費するカロリー(食事誘発性熱発生)」が大きいため、同じカロリーを夜に食べるより太らなくて済むのだとか。

また、1日中カロリーが不足していると逆に身体がカロリーを溜め込むようになってしまい、ダイエットの妨げとなるともいわれています。
ただし、腹10分目まで食べたり、高カロリーなものを食べているとかえって体重が増えてしまいますので気を付けてくださいね。

お昼ごはんは腹もちのいいものを

夜ごはんを食べなくても空腹感に耐えられるよう、お昼ごはんはお腹にたまるもの(腹もちのいいもの)を食べるようにしましょう。

糖質や脂質は胃腸の食物の動きをゆっくりにする働きがあるといわれていますので、お昼ごはんに積極的に食べるようにしておくとよいでしょう。

ただし、ジュースなど無固形物では糖質は取れてもお腹にたまらないので避けましょう。

食事はゆっくり食べる

ゆっくりよく噛んで食べることで満腹中枢が刺激され、お腹がいっぱいになります。
毎食ゆっくり食べておくことでお腹が空いたと感じる頻度を減らすことができるかもしれません。

早めに寝る

起きていると身体の活動量は増えるため、お腹が空いてしまいます。
また、お腹が空いたと思いながら寝るのはなかなか大変ですので、早めに寝てしまいましょう。

 うっかりお菓子を食べてしまった、なども避けられますよ。

間食はなし

夜ごはんを食べないから~…と朝から夕方くらいにかけてお菓子やちょっとした間食を繰り返してしまうと、夜ごはんを食べないことによって減らしたカロリー以上のカロリーを摂取してしまっていることも。

何日も夜ごはんを食べていないのに太ってしまった…なんて悲しいことにつながらないよう、日中も間食は控えましょう。

どうしてもお腹が空いてしまったときは低カロリーなゼリーや低カロリーなおつまみ系のお菓子などダイエット向けのお菓子にしましょう。

食べるのは18時まで

実はヒトの身体は時間によってカロリーの吸収具合が異なるのだとか。
朝ごはんは朝6時以降、お昼ごはんや間食を食べるのは18時までにしましょう。

ヒトの身体は14時が1番カロリーを吸収しにくく、18時を過ぎると急激にカロリーを吸収しやすくなるという報告もあります。

朝は6時ころから少しずつカロリーを吸収しにくくなっていくそうなので、朝ごはんは6時以降に食べましょう。
夜どうしてもお腹が空いてしまいそうな感じ、という日は18時までにちょっとだけ食べておくと、夜食べてしまうよりはいいかもしれませんね。

無理は禁物

きれいになりたい、痩せたいと思う気持ちは大切ですが、無理をして身体を壊してしまっては大変です。

夜ごはん抜きダイエットは、自分の生活スタイルに大きく左右されるダイエットです。1週間続けても痩せない場合は向いていない可能性が高いため終了しましょう。

また、消費カロリーを増やそうと運動量を極端に増やすと身体へ大きな負荷がかかります。自分の身体の調子をよく観察し、無理なく行ってくださいね。