お正月太りする原因

年末年始が繁忙期という方も少なくないでしょう。逆に長期休暇に向けて頑張った疲れが一気に押し寄せてきやすいタイミングでもあります。

それらのストレスを解消しようと、年末年始で生活リズムが乱れたり、空腹でもないのに何度も食べすぎたり、ということも起こりがちなのです。

また、お正月に合わせて帰省すると、親族で集まるなどして、お酒や食も進みやすいですよね。さらに、家でくつろぐ時間が増え、運動する機会も減ります。こうした環境も相まって、太りやすくなるのです。

そもそも年末年始に食べるメニューは、カロリーが高いものや、太りやすい性質のものが多いです。

まずは年越しそば。そばはダイエット向きとも言われますが、これは主食として食べる場合。米やパン、うどんなど、炭水化物の中では糖質の含有量が少ないのです。 けれども年越しそばを夜中に食べる場合は、夕食とは別の主食を夜食として食べるということなので、“太りやすい習慣”ともいえるでしょう。

お正月の定番であるお餅は、同量のご飯よりもカロリーが高いです。 また、味付けが濃いおせち料理は塩分を多く含んでいるため、むくみの原因になってしまいます。

年末年始の生活習慣や、食べるものによって、お正月太りしやすくなるというわけです。

お正月太りを予防する食べ方

みんなで集まっていると飲食を断りにくいシーンもあるため、なるべく食べ過ぎないよう心がける程度にすることで、ストレスなく楽しめるでしょう。

年越しそばは、小麦粉の割合が少なく、そば粉の割合が多いものを選んでみて。そば粉の方が糖質が少ないからです。十割そばや二八そばを食べるようにしましょう。また、天ぷらや肉よりも、ねぎやわかめなど低カロリーなものをトッピングするようにしてみてくださいね。

お雑煮を食べるときは、お餅の数やサイズを減らしてみて。野菜をたっぷり入れてお餅を1つにするなど、工夫するのもおすすめです。

おせちは、甘い食べ物が少なめのものを選んでみて。魚介類や野菜中心のおせちがヘルシーですよ。「食物繊維→たんぱく質→糖質」の順で食べるよう意識するのもポイント。

お正月太りのリセット方法

お正月太りしてしまったら、1月のうちに解消するのを目標にすると良いでしょう。体脂肪として定着するのに2週間ほどかかるといわれているからです。

習慣を早く切り替える

お正月の習慣を引きずっていると、ついダラダラと食べてしまいがち。急に食事制限すると、反動で食べたくなってしまうので、無理は禁物です。まずはダラダラ食べないよう意識してみて。一度食べたら数時間空けるなど、ルールを作ってみましょう。

通常の食事量でも満足できる工夫

たくさん食べる癖がついて、過食をしないと食べた気がしないという場合は、通常量に慣らすための一工夫を。

例えば食事の際に水分をしっかりとり、よく噛んで食べるのも有効。満腹感を得やすくなります。

胃腸を休めてリセット

年末年始に食べる料理は胃腸に負担がかかりやすいので、年明けしばらくは負担がかかりにくい食事でリセットするのも良いでしょう。おかゆや煮込みうどん、白身魚などです。

胃腸を休めたら、徐々に普段通りの食生活に。このとき、高たんぱく・低カロリー・低糖質を意識した食事をとりましょう。

運動を始めよう

休暇中に運動量が減っている場合は筋力も落ちて代謝が悪くなってしまうことも。食事制限だけでなく適度な運動も大切です。

運動では、ウォーキングがおすすめ。胸を張り、腕を大きく振りながら、かかとから着地するようにしましょう。肩の力は抜いてください。顎を引いて視線を遠くに向けるのもポイントですよ。目標は1日30分ですが、無理のない範囲で続けてみて。

入浴で代謝アップも

さらに入浴の際はお風呂で軽くマッサージすると、代謝アップにもつながります。体を芯まで温めることを意識してゆったり湯船に浸かるとより効果的。リラックス効果もあるので、ぜひ実践してみて。

ストレスを溜めずに予防して、お正月太りは早めに解消を

年末年始は、1年頑張った自分をねぎらう気持ちや、新年を迎える明るい気持ちでいっぱい。食べ過ぎないようにと我慢しすぎるとかえってストレスになるので、ストイックにならないようにして。軽く意識しながら、なるべくお正月太りを予防するようにして楽しみましょう。

そして年始は続けやすい食事や運動で、無理なくダイエットしてみて。

このお正月こそはぜひ、お正月太りを予防しつつ、早めのリセットを目指してみてくださいね。