ダイエットには水分が大切
私たちの体は約65%が水分でできています。飲料や食事から水を補い、体内で循環し、汗や尿、便となって体外に排出しています。この体内の水分を入れ替えるのに必要な水分量が1.5ℓ〜2ℓ/日です。
水はあまり飲まず、お茶やコーヒーなど混ざったものしか飲まない、水分を摂る回数が少ない、トイレに行く回数が少ないと、不要なものが体内に停滞し「むくみ」「便秘」「肌荒れ」などを招く原因となり、痩せ体質から遠ざかります。
お風呂場をイメージすると、蛇口から綺麗な水が出ているか、濁った水が出ているか(口から摂取するもの)、浴槽の水がある程度溜まって流れる(汗やトイレの回数)、浴槽が濁った水で溢れている(むくみ)、流れが悪い(便秘)です。
一気にたくさん飲んでも吸収されないので、コップ一杯(約200ml)を1時間に1回補給する、飲料ボトルを常備して休憩ついでに摂る習慣をつけて痩せ体質を目指しましょう。
食べる順番もダイエットに効果的
体には体温維持、心臓を動かす、呼吸をするなど生きていくために必要な機能が備わっていて、これらに必要なエネルギーのことを基礎代謝と言います。空腹を感じて食事で栄養を補い、運動によって消費することを繰り返しています。
食事での糖質や脂質の摂り過ぎにより、カロリーがオーバーして消費できていないと太りやすくなることから、ダイエットの基本として食事内容の見直しや運動が代表的です。
しかし、いきなり食事をコントロールすると体や脳が栄養不足と感じさらに食べてしまってリバウンドしてしまうこともあるので、まず気をつけたいことは食べる順番です。
空腹状態で糖質の多い米やパンを食べると血糖値の上昇や吸収力が高まってしまうので、①汁物、野菜を食べる ②副菜 ③魚や肉などのメイン料理とお米を交互に食べること。これを意識することで痩せ体質に近づきます。
食べ初めからお腹いっぱいと脳に伝わるまで約30分かかるため、お箸を置きながら味わいよく噛むようにしましょう。
体のめぐりを高める
体には栄養や酸素を運んだりする血液、ウイルスなどと戦ったり体内に溜まった老廃物を押し出すリンパが流れています。
血液のめぐりが悪いと疲労やだるさ、冷えを感じやすく、リンパのめぐりが悪いとむくみを感じます。
これらのめぐりを良くして痩せ体質を目指すためには、体を冷やさない服装、室温、入浴、適度な運動、ストレッチ、筋肉トレーニングが大切です。
運動する時間もないし、続かないという人はテレビを見ながらでも良いのでマッサージやストレッチから取り入れるとその日の疲労やだるさ、むくみを軽減し、翌朝体が軽くすっきりしますよ。
①ローラーなどを使ってふくらはぎ、太もも、お尻を流す
②股関節を開き内ももを伸ばす
③太もも、ふくらはぎ、足首をストレッチする
このまま太り続けたくない、痩せたいけど何から始めれば良いのかわからないという人はまずこの3つを習慣づけて痩せ体質への基盤を作ることから始めましょう。
慣れてきたら食事コントロールをしたり運動を強化する、アイテムを使うなどステップアップしていくと体がどんどん変化しますよ。痩せ体質はダイエット成功のカギとなります。