お餅が意外とおすすめな理由
①お餅は弾力がありよく噛むため、咀嚼回数が増えることにつながり、満腹中枢が刺激されやすく満腹感を得られやすい。結果的に「食べすぎ予防」につながる。
②白ごはんに比べて満腹感を得られやすく、どれだけおいしくても一気にたくさん食べることが難しいので、食べすぎやカロリー過多予防につながる。
(炊き立ての白ごはんは、おいしくてついつい数分で食べきりおかわりまでしてしまうことが多々ありますが、お餅はそんな心配無用!)
③菓子パン類や一般的な食パン類と比べると、バターや砂糖などを使用していないため低カロリー・低糖質でとってもヘルシー。
(もちろん、ベーグルやバゲットなどバター不使用のパンもあります)
④炭水化物だけではなく、体の機能を整えるビタミンやミネラル類も意外と豊富に含んでいる。うまみ成分も豊富で満足感が高い。
意外!お餅に含まれる栄養素
「お餅=もち米」なので、栄養といえばエネルギーのもとになる炭水化物だけなのでは?と思われがちですが、お餅には意外と多種多様な栄養素が含まれているんです。
例えば、微量ながらも「鉄」「亜鉛」「銅」などのミネラル成分や、うまみ成分の代表的存在であるアミノ酸の一種「グルタミン酸」が含まれています。
また、体内の余分な脂肪や糖質の代謝をサポートする「ビタミンB群」や、葉野菜やイチゴなどに特に豊富な葉酸も意外と含まれているんです。
あまり知られていませんが、鉄分の働きをサポートし、造血作用に深くかかわる「モリブデン」という重要な栄養素も含まれています。
お餅の飽きない・おいしい食べ方アイデア10選
それでは、そんなお餅の食べ方アイデアを「定番4選」「アレンジ6選」別に、計10選ご紹介します!気になる食べ方があれば是非試してみて下さいね!
定番のおいしい食べ方4選と美容効果
【1】エイジングケアに!餅×きな粉
みたらしのタレや黒蜜などをかけた上にきな粉をまぶせば、きな粉がお餅にしっかり絡みます。きな粉には女性ホルモンに似た働きが期待されている大豆イソフラボンや、大豆たんぱく質が豊富です。
【2】美髪に!お餅×海苔醤油
焼き餅と香ばしい醤油・焼き海苔の組み合わせは、飽きのこない定番の味ですよね。美髪作りをサポートするミネラルをしっかり補給できる組み合わせです。
【3】スイーツ感覚で楽しむ!お餅×餡子
こしあんやつぶあんなど、食物繊維豊富な餡子をお好みでおもちにトッピング。イチゴも一緒にのせればイチゴ大福気分で楽しめる上、美肌作りに欠かせないビタミンCも補給できます。
【4】腸活に!お餅×具沢山なお雑煮
お餅と野菜を合わせることで、食物繊維やミネラルをよりしっかり摂取できます。旬の水菜や春菊、人参やきのこなどと一緒に具沢山なお雑煮に、焼き餅を加えるのが筆者のお気に入りです。
飽きずに楽しむアレンジアイデア6選
【1】ミートソースと合わせてドリア・ラザニア風に
シート状の餅をミートソースやホワイトソースと交互に重ねてたっぷりのチーズをトッピングしてオーブンで焼けばラザニア風に!シート状のお餅がない場合は切り餅を薄く刻んで活用できます。細かく刻んだ丸餅でも◎
【2】ピザに【3】グラタンに
細かく刻んだ切り餅をピザやグラタンの具材としてトッピングすれば、チーズやホワイトソースとよく絡み、もっちり・のびのび、いつもと違うおいしさを味わえます!
【4】タコ焼きに
小さく刻んだお餅を、ネギやチーズや紅しょうがなどと一緒にタコ焼きの具材に!かじると伸びる餅チーズタコ焼きは、大人も子供も楽しい一品に。
【5】お好み焼きに
こちらも細かく刻んだお餅をお好み焼きの具材にIN!たっぷりのキャベツや、ジューシーな豚バラ肉の間からのぞくお餅の食感はなかなか楽しくおいしいものです。
【6】薄あげで包みおでんの具材に
薄あげを巾着状にして開き、中に一口サイズに切ったお餅を入れて爪楊枝で入り口を止め、ほかの具材と一緒におでんの汁で煮込むだけ。寒い日にぴったりのおでんが、より楽しく!
いかがでしたか?アイデア次第でどんな料理でも楽しめるお餅。特に小さく刻めば、煮物や焼き物など様々な料理の具材としておいしくいただけます。
「お餅は炭水化物だけ」「お餅は太る」という既成概念は捨て、正しく楽しい食べ方でお正月に余ったお餅をおいしく食べきってみてはいかがでしょう?