歯周病とED(勃起不全症)の関連性


それは、歯周病が血管内皮障害と関わり得ることが原因にあります。
これにより、血管作動物質の産生が減り、血管の機能に障害が起きるからです。

歯周病があると、歯周病がない方と比べて3.29倍もEDの発症率※が上がるといわれています。( EDの患者の53%に歯周病があるそうです)

※出典元:米国泌尿器科学会年次集会(2012年)

日本の歯周病と今後について


厚生労働省による歯科疾患実態調査では、日本においては30歳以上の成人の80%が歯周病にかかっているという報告もあります。
軽度な歯周病も含まれていますが、歯周病は完治することはなく、今後重度に進行する可能性がある人もいるでしょう。

歯周病を管理することによって、長期高齢化社会の中でも健康寿命を引き上げることを目指すことが可能といっても、過言ではありません。

一昔前は「虫歯や歯槽膿漏を放っておいても、命には関わりなし」と思われていたのです。
ところが、現在は「虫歯や歯周病を放っておくことによって、生活習慣病で苦しんで死んでいくリスクが著しく高くなる」という報告もあり、注目されていますね。

健康で快適な日々を一日でも長くお送りいただくためには、お口の健康は不可欠です。
ぜひ、定期的な歯科検診をお受けになることをお勧めいたします。