歯周病予防の現状と患者さんの実状

院長 奈良嘉峰先生

『歯周病』という言葉を知らない方っていないと思っているんですが、歯周病という病気をしっかり理解している方も同様にほとんどいないんですよ。

TVやネットで情報を仕入れて、それが正しく患者さんの知識になっているかといえば、全くそんなことないというのが現状かなと。だから、当院では来院された患者さんにまずは歯周病とはどういう病気かということの説明にしっかり時間を費やしています。

また、様々なメディアが歯周病のことや予防の大切さを取り上げているため、近年は患者さん自身の健康意識も高くなってきていて「歯医者に一回行った方がいいかも」と思って来て下さる方が少しずつ増えてきています。

でも、歯って状態が悪くなってもよほどでないと痛みは出てこないので、患者さん本人は予防でいらしたつもりでも、実際にはかなり悪い部分があって治療が必要になってしまうケースはとても多いです。

歯周病予防のために

診療中の奈良先生
私は歯周病学会の専門医の資格を持っているので、歯周病治療とそれに関連する治療のプロフェッショナルとして、歯周病に悩む患者さんを助けることができると思っています。

歯周病予防の大切さを発信している歯医者さんはしばしばいらっしゃいますが、私は「治療」と「予防」の二本立てが大事だと皆さんに伝えています。

もちろん、歯周病を予防することは大切だと思っていますが、すでに歯周病になってしまっている方に今すぐ必要なのは予防じゃなくて治療です。

しっかりと歯周病の「治療」ができて「完治」して、健康になった方に対して「予防」をしていく。これがワンセットなんですよね。
治療後に、歯周病予防の知識とやり方を患者さんに持っていただくことで、はじめてお口の健康を保つことができると思います。

歯周病のリスクと回避方法

奈良嘉峰先生と杉山晴香先生
歯周病を予防するためには「自分は健康だ」「自分には問題がない」と思っている方にも、最低半年に1回は歯医者にいらしていただきたいですね。

さらには歯周病リスクが高いといわれている30代以降の方や、生活が不規則な方、喫煙される方、糖尿病の方などは3か月に1回ペースが理想的だと思います。

あと、患者さんができる歯周病への取り組みは、とにかく歯磨きなんです。正しく歯磨きができるっていうのが一番大事です。

歯医者では歯磨きの指導もしています。1回の指導で完璧なブラッシングができるようになるのは理想的ですが、そううまくはいかないことも多いです。現実的には最低でも2~3回は歯磨き指導のお時間をいただきたいですね。

歯医者に定期的に通っていただき、正しい歯磨きの方法も覚えていただく。それらを徹底すれば歯周病予防に効果的だと思います。

良い結果を生み出す歯周病治療と予防

茅ヶ崎駅前奈良デンタルクリニック

私たちのクリニックでは、お口の健康を維持し、増進するのが一番の役割であり使命だと思っています。また、患者さんが自分の歯でしっかりと噛めるお口になって、その状況がちゃんと長持ちするのが良い結果で、良い治療だと思っています。

治療後の一時は噛めるようになった、でも3か月後には腫れて痛くなってしまったなどの状態は良い結果といえません。長持ちすることが一番良い結果で、そのためには精密な治療と予防が欠かせないんです。

適切な予防、適切な治療を受けるために、歯周病の自覚がない方もまずは歯周病の検査をしている歯医者さんに行ってみてください。

【ドクター情報】

茅ヶ崎駅前 奈良デンタルクリニック 院長

奈良 嘉峰

・歯科医師
・日本歯周病学会歯周病専門医
・日本臨床歯周病学会認定医
・歯周インプラント認定医
・日本口腔インプラント学会 会員
・歯科医師臨床研修指導歯科医
・JIADSぺリオコース 常任講師