どんな経路で歯周病はうつるのか?
・スキンシップによる感染
歯周病の細菌は、唾液を介すことで感染するので、パートナーや親子のスキンシップなどによって、感染します。
・食器類の共有による感染
家族、特に親子間で箸やフォーク、スプーンを共有することで歯周病菌に感染します。
歯周病をうつさないためにはどうすればいいのか?
親子間の場合、自分が使った箸やフォーク、スプーンで子供に食べさせないことです。
また、自分の口の中に入れたものを子供に食べさせない、自分が噛んだものを子供に食べさせないなど、歯周病菌の感染原因となる唾液を親から子供にうつさないようにするが予防法の1つとなります。
しかし、口移しは親子の大切なスキンシップの一つでもあります。なので、できるだけ歯周病菌が感染しないように、普段から歯科医院を受診することが肝になります
。
歯周病菌をうつしてしまったときは、どうすればいいのか?
歯周病の細菌が感染したとしても、必ずしも発症するとは限りません。そもそも、会話しているだけで飛んだ唾液により感染する可能性もあります。
完全に感染しないようにすることは非常に難しいのです。
歯周病の症状は、不十分な歯磨きやストレスなどによる免疫力低下などの要因で出現すると言われています。歯周病の直接的な原因は、不十分な歯磨きによって、歯と歯の間や、歯と歯茎の境目に残った歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。
目に見えないほどの小さな歯垢でさえ、約10億個の細菌が含まれているといわれています。もっとも大切なことは歯垢を除去しお口の中を清潔に保つための歯磨きです。
大切な人に歯周病をうつさないためにも、日頃から正しい歯磨きによるセルフケアに加え、歯医者さんで定期的なメンテナンスを受けましょう。