なぜ頭皮ケアが大切なの?

頭と顔は一枚の皮膚でつながっているため、頭皮のたるみが顔にも影響します。たるんだ頭皮が顔に下がり、顔がたるんだりシワができたりしてしまうのです。

スキンケアを頑張っているのに顔のたるみやシワが気になったまま…という方は、ぜひ頭皮ケアに注目して。もしかしたらそのたるみ、頭皮が原因かもしれません。

日常生活での姿勢が悪かったり、歯を食いしばる癖があったり、PCやスマホで目を酷使していたり…。普段の何気ない習慣が、頭皮に悪影響を及ぼしている可能性もあります。

今はまだ気にならないという方も、将来のたるみ予防に。もちろん、今気になっている方も遅くありません。お家時間を使って、頭皮ケアにも力を入れてみませんか?

頭皮のたるみチェック

頭皮のたるみといってもピンと来ないかもしれません。簡単にセルフチェックできるので、いますぐ確かめてみて。

・頭皮を指でつまめない
・こめかみ部分と頭頂部の頭皮を動かすと、頭頂部の方が硬い
・髪の毛の分け目はいつも同じ
・こぶしを髪の生え際や眉の上に置いて円を描くように動かすと、痛い
・肩や首が凝っている
・フケが出やすい
・額や頭頂部、えり足が、左右で形が違う

これらは全て頭皮のたるみのサイン。チェック項目が多いほど、たるんでいると捉え、頭皮ケアに力を入れてみましょう。

頭皮ケア〜生活習慣編〜

日頃の習慣が頭皮のたるみにもつながるため、普段から気をつけるのも大切です。

・ヘアスタイルを工夫する

ヘアスタイルによっては、頭皮の同じ箇所に負担がかかり、血行不良が起きてしまうことも。

髪の毛の一部や全体を引っ張り強くゴムで結ぶと、負荷が大きいので避けましょう。分け目はときどき変えてみて。

・食生活を見直す

頭皮に良い食べ物を意識的に選ぶのも大切。たんぱく質やビタミンB群、ビタミンE、亜鉛です。魚や豆類、野菜、赤身肉、海藻などを積極的に食べましょう。

油っこい食事は頭皮の酸化の原因になるので、なるべく避けましょう。

・保湿する

頭皮も顔と同じように保湿しましょう。頭皮用のローションや美容液を使って、毎晩保湿するようにして。

また、頭皮も紫外線のダメージを受けるので、スプレータイプのUVカットアイテムなどで日中もケアを。

頭皮ケア〜マッサージ編〜

マッサージをすることで、滞った血流が良くなり、栄養も行き渡りやすくなります。たるみ対策やリフトアップ、抜け毛予防、肩こりの改善など、さまざまな効果が期待できますよ。

血流が良くなることで肌のくすみ対策にもなり、筋肉がほぐれることでリラックス効果も得られます。ぜひ毎日のケアとして実践してみましょう。

頭皮マッサージを行うときは、地肌を指の腹などで捉えるようにするのが重要。髪の毛の中に手を入れて地肌に指の腹を当て、指をズラさずに頭皮を動かします。髪の毛がガサガサと音がすると、ズレて擦れている証拠。音がしないように練習して。

・頭頂部マッサージ①

1.両手を組んで、親指の付け根の関節を頭頂部に当てます。
2.左右の指で挟むように、中央に寄せて。

これを5回繰り返しましょう。

・頭頂部マッサージ②

1.指を広げて頭の上部全体をつかむようにして、指を当てます。
2.そのまま指を細かく動かしましょう。
3.指の位置を耳の後ろまで少しずつ変え、それぞれの場所で同じように指を細かく動かします。

・前頭部マッサージ

1.両手でこぶしをつくり、第一関節から第二関節までの平らな面を額の中央に当てます。
2.当てた部分で5回小さな円を描くようにこぶしを動かします。
3.額中央からこめかみに向かって少しずつ位置を変え、同じように円を描きましょう。

・側頭部マッサージ

1.人差し指と中指、薬指の3本の指の腹を、耳の上部分に当てます。 2.指を細かく動かし、揉みほぐしましょう。 3.位置を少しずつ上に変えて、気持ちいい部分をマッサージして。

・後頭部マッサージ

1.両手でこぶしを作り、第一関節から第二関節までの平らな面を耳の後ろに当てます。
2.こぶしを細かく動かし、凝りをほぐしましょう。
3.こぶしの位置を少しずつ下へ動かし、マッサージ。頭と首の境目まで行います。
4.耳の後ろよりも少し中央寄りの部分に当て、また下へ向けてマッサージして。後頭部外側から中央まで行いましょう。

セルフ頭皮ケアを習慣に!

頭皮は今まで意識したことがないという方も、ぜひ習慣にしてほしいケア。

ただし、やりすぎは禁物。刺激が強くなってしまい、抜け毛や炎症の原因になってしまうことも。

シャンプー時に一緒にマッサージをしたり、お風呂上がりや寝る前に行って疲れを取ったり…。自分のライフスタイルに合わせたタイミングで取り入れてみてください。習慣化して、美しく健康的な髪の毛や肌を目指しましょう。