電動歯ブラシで正しく磨けてる?正しい使い方とNGな使い方

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1960年ごろにヨーロッパで登場し、日本でも1990年ごろから普及してきた電動歯ブラシ。もともとはお年寄りや病人などが歯磨きしやすくなるよう開発されましたが、現在ではアプリと連動して磨き残しがないようにチェックできるほか、洗浄力も高まるなど進化し、多くの人に利用されています。
しかし、電動歯ブラシの効果がいまひとつ実感できない方もいるのではないでしょうか。実は、自己流で誤った磨き方をしていると、歯や歯茎を傷つけることもあります。

1.電動歯ブラシのNGな使い方

・ゴシゴシ磨き

普通の歯ブラシのように、横にゴシゴシ動かす必要はありません。過度な力が加わり口内を傷つける恐れがありますので、ゴシゴシしないよう注意してください。

・ヘッドを交換していない

手で磨く歯ブラシと同様、電動歯ブラシもヘッドを交換して清潔さを保ちましょう。ブラシに歯垢(プラーク)や口の中の菌が付着したまま使用を続けると、雑菌が繁殖する温床となり衛生的ではありません。歯ブラシは乾燥させないとすぐにカビが生えてしまうので、使い続けるとカビだらけの歯ブラシで磨くことになります。歯を磨いた後は歯ブラシを良く洗い、ティッシュなどでしっかりと水気をとるようにしましょう。歯ブラシの交換頻度の目安としてはできれば1ヵ月ごと、少なくとも2~3ヵ月ごとですが、毛先が開きすぎている、変色しているなどの状態になったら、早めに交換してください。

・強く当てすぎ

電動歯ブラシは、振動だけでも強い力がかかっています。余計に強く押し当てると歯や歯茎へのダメージにつながり、エナメル質が削れたり、歯茎が下がったりしてしまいます。あくまで軽く当てる程度にとどめましょう。

2.電動歯ブラシの正しい使い方

・歯の表面に軽く当てるだけ

電動歯ブラシは強い力で振動しているので、過度な力で押し付けずに歯の表面に軽く当てるくらいにしましょう。歯茎や粘膜などを傷つけないよう当てる角度に気をつけてください。

・ゆっくりブラシを動かす

一般的な歯ブラシは自分の手で横にゴシゴシ動かしますが、電動歯ブラシはそれ自体が細かく動いてくれるので、1箇所に数秒間当ててから少しずつ隣の歯へとスライドします。超音波歯ブラシはほかの振動式電動歯ブラシとは使用方法が異なるので、普通の歯ブラシのように横にゴシゴシして磨いてください。

・毛先の角度を45°にして磨く

歯磨きで磨き残しが多いのは、歯と歯茎の境目です。また、ここには歯周ポケットと呼ばれる溝があり、歯垢がたまりやすい場所でもあります。この溝をしっかり磨くために、歯に直角に当てるだけではなく、斜め45°の角度で毛先を当てて磨きましょう。虫歯や歯周病の予防にも効果的です。

一般的な電動歯ブラシの磨き方をご紹介しましたが、メーカーによって推奨する磨き方は異なる可能性があります。お手持ちの説明書を確認するか、メーカーに問い合わせるとより確実です。

3.いますぐ使い方を見直しましょう!

電動歯ブラシの効果が実感できないという方も、正しく使うことできれいに磨けるかもしれません。もし自己流で間違った使い方をしていたら、磨き方やお手入れを見直してみてください。また、電動歯ブラシの購入を検討している方も、正しい磨き方を参考にしてみてください。

歯科医師:古川 雄亮 先生
歯科医師:古川 雄亮 先生

国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事。

歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

[参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0

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