歯磨きを子供が嫌がる3つの原因
つまらない
大人だってサボりたくなってしまう歯磨き。
それでも歯磨きをするのは、生活習慣となっている、虫歯・歯周病になりたくない、口が臭くなるなどのデメリットを理解しているからです。
子供は歯磨きをし始めた頃は習慣化しておらず、歯磨きの必要性も十分に理解できていないのです。
そのため、まずは歯磨きをしないとどんな困ったことが起きるのかをわかりやすく教えてあげてみてください。
わからないことをやるのはつまらなく子供も逃げたくなりますが、どうして必要なのかがわかれば歯磨きできるかも。
そのほか、下記にて子供が歯磨きに興味を持つための方法やつまらないと思わせない工夫を紹介しますので試してみてくださいね。
大人としては困ることになるとわかっているので無理にでもやらせたくなってしまいますが、徐々に習慣化していくことが大切です。
子供自身での歯磨きは歯磨きの習慣をつけるためのものだと思っておきましょう。
痛い
もしかしたら、歯磨きをするとお口の中が痛くなると思っている可能性があります。
子供が自分自身でする歯磨きは、力の入れ方がわからず強く歯茎やお口の中にあたってしまっているのかも。
また、大人がやる仕上げ磨きも思っているよりも力が入ってしまっていて痛みを感じているかもしれません。
歯磨きは150~200g程度の力の圧がポイント。秤をこすってみて力の入れ具合を確認してみてくださいね。
そのほか、口内炎ができていて痛む、歯磨き粉が辛く感じる、お口の中に歯ブラシという異物を入れることに抵抗感があることも。
かたくなにお口を開けたがらないときは、お口の中に異変がないかを確認してみましょう。
歯茎が赤くなっている、口内炎があるなど見た目の異変が見つかるかもしれませんよ。
怒られるのが嫌
歯磨きが嫌だ、いやいや期でなんでも嫌がる。
そうした際、思わず怒ってしまっていないでしょうか?
子供のお口を大切にしたいあまり、歯を磨くように起こってしまったり虫歯になると脅してしまうこともあるでしょう。
ですが、そこをぐっと我慢してほしいのです。
子供は歯磨きの大切さよりも「怒られた」ということだけを覚えてしまいます。
すると、歯磨き=怒られるという認識となってしまい、歯磨きを嫌がってしまうことがあります。
小さな子供には言葉で伝えるのは難しいので、歯磨きに関連した動画を見せたり、親やぬいぐるみなどと一緒に歯磨きをしてみるのが効果的。
歯磨きは怖いものではないということ、みんな毎日歯磨きをしているということを伝えてくださいね。
子供の仕上げ磨きはいつまで?
仕上げ磨きとは、子供が自分自身で行う歯磨きでは磨き残しが多いため、保護者が代わりにしっかりと歯磨きをしてあげること。
仕上げ磨きについては特に決まりはありませんが、目安として小学校4年生、理想は6年生まで行うことが推奨されています。
乳歯から永久歯に生え変わる期間は特に磨き残しが増えやすいため、完全に永久歯へと生え変わる小学校6年生まで行うと虫歯予防として効果的ですよ。
子供の虫歯予防のため、なるべく6年生までは子供が自分自身で磨きにくい場所だけでも親が磨いてあげましょう。
また、小学校6年生は受験などで歯磨きがおろそかになりがち。
歯磨きをさぼってしまわないためにも、仕上げ磨きをしてあげるとよいでしょう。
仕上げ磨きを嫌がる場合
子供は自分自身での歯磨きだけでなく、仕上げ磨きも嫌がりますよね。
原因のひとつは、上記でご紹介したように親が動かす歯ブラシが痛いのかもしれません。
子供は痛いとうまく言語化できず、口を開かない、歯磨きを嫌がるという方法でアピールすることがあります。
仕上げ磨きをしようと身体を抑えつけて仕上げ磨きをしている場合、身体が痛くなるから嫌だと思っている可能性もあります。
そのほか、仕上げ磨きの時に親の手や歯ブラシが目の前を通ることに怖さを感じる子供もいます。
しっかり磨こうと覗き込むと、子供は圧を感じてしまいます。
体勢の見直しや、歯ブラシの先端が子供の目の前を通らないようにするなど工夫してみてくださいね。
子供用歯磨きグッズを上手く活用
例えば、好きなキャラクターがデザインされた歯ブラシや子供用のフレーバーの歯磨き粉を使って歯磨きの時間を楽しくしてみましょう。
子供用の歯ブラシは子供のお口に合わせてブラシの柔らかさや持ちやすさが考慮されています。
また、好きなキャラクターがついているなど見た目で歯を磨くモチベーションをあげられるかもしれません。
歯磨き粉も同様に、子供用の歯磨き粉であれば子供が好きな味にしてあったり、かわいいパッケージで子供が使いたくなるかも。
そのほか、子供が好きなキャラクターが歯磨きをしている動画などを見ることで歯磨きの必要性が理解できたり、歯磨きへの拒否が減ることもあります。
仕上げ磨きの時も、仕上げ磨きをされている好きなキャラクターを見たり好きなアニメを見ながらやることでおとなしくじっとしていられるかも。
仕上げ磨きは歯磨きに集中することよりも歯をきれいにすることを重視して、おとなしく仕上げ磨きさせてくれる方法を探してもいいでしょう。
歯磨きにご褒美を用意する
歯磨き自体を楽しくするのも大事ですが、歯磨きをしたらご褒美をもらえる、歯磨きが終わったら楽しいことがあると思わせるのもコツ。
やらなくてはいけないことにご褒美をあげるなんて…と思うかもしれませんが、必要性がわかってくればご褒美もいらなくなります。
まずは歯磨きの習慣をつけるために、ということでご褒美を用意してもいいでしょう。
ご褒美におすすめなのが「キシリトールタブレット」。
キシリトール100%のものを選ぶことで、歯磨きをしたあとに食べても虫歯になる心配がありません。
毎日の小さなご褒美としては取り入れやすく、虫歯予防にもなるのでぴったりです。
子供も歯磨きは1日3回が理想
子供も歯磨きは1日3回することが理想です。
今回紹介した子供が歯磨きを嫌がる原因やモチベーションを上げるコツを踏まえて、徐々に歯磨きを習慣化させていくことが重要です。
磨き残しがないよう、寝る前は必ず仕上げ磨きもしてあげましょう。