オリーブオイルとは?
スペイン・イタリア・ギリシャなど、温暖な地中海沿岸部で多く生産されるオリーブの実を搾取して作られる植物性オイルです。
オリーブの種類や生産地の土壌・風土によって風味が異なります。
※保存方法※
オリーブオイルを保存する際は、遮光性の高いボトル(濃い色のガラスボトルなど)で密封し、冷暗所(常温)で保存することで鮮度を保ち、劣化を防ぎます。
オリーブオイルの種類
【バージンオイル】
オリーブの実から搾取した精製加工されていないフレッシュなオイルを「バージンオリーブオイル」と呼びます。
最高級のエクストラバージンオリーブオイルは、最も酸度が低く香り高いのが特徴で、主にマリネや料理の仕上げ、パンにつけるなど生食向きです。
【ピュアオイル】
ピュアオイルは、バージンオイルと精製したオイルを合わせたもので、加熱調理に向いたオリーブオイルとされています。
種類にもよりますが、基本的にバージンオイルに比べると香り控えめで、価格もやや安価なものが多いのが特徴です。
※選び方のポイント※
料理に合わせて使い分けるのが基本ですが、種類が多すぎて選べない……という方は、認証マーク付きの商品やコンクール受賞歴のある商品を選べば間違いありません!
オリーブオイル専門店なら、プロの店員さんにアドバイスを頂きながらテイスティングして選べる楽しさもありますよ!
美容に嬉しいオリーブオイルの栄養
【1】豊富なビタミンE!
オリーブオイルに豊富なビタミンEは、ビタミンAやビタミンCと並んで、高い抗酸化作用(細胞の老化を防ぐ働き)を持つ栄養素で、これらは相乗効果でその抗酸化作用が高まると期待されています。
中でもビタミンEは、単体でも高い抗酸化力を持ち、エイジングケアをよりサポートする働きが期待されています。
※食べ方のヒント※
ビタミンEは、オリーブオイルの他にアーモンドやクルミなどのナッツ類、赤パプリカ、西洋かぼちゃ、ブリなどに豊富です。
これらの食材をオリーブオイルで加熱調理すれば、より効率的に多くのビタミンEを摂取できますよ!
【2】豊富なオレイン酸!
オリーブオイルには、血中の悪玉コレステロールを排出するオレイン酸が豊富に含まれています。健康をサポートする善玉コレステロールには働きかけないため、生活習慣病予防をサポートしてくれます。
また、腸の働きを刺激する働きもあるため便秘予防にも◎
※美腸は美肌のもと!※
便秘になってしまうと、吹き出物などの肌荒れや「なんとなく体がだるい」といった倦怠感もひき起こしがち。美腸・美肌、そして健やかな体作りにオリーブオイルは欠かせないんです。
【3】豊富なポリフェノール類
オリーブオイルには、抗酸化作用の高いポリフェノール成分も豊富に含まれています。ポリフェノールも細胞や血管の老化を防ぐ働きが期待されているため、エイジングケアには欠かせません。
今注目!「地中海型食生活」とは?
オリーブオイルの主な生産地、地中海沿岸地方では、料理にオリーブオイルを日常的に使います。またレモンやトマトをはじめとする野菜・果物類も豊富で、肉よりも魚介類の摂取が多いエリアです。
こうした地中海型食生活を送るエリアの人々は健康的と言われており、「オリーブオイルの摂取量が少なく魚より肉を好む食生活の人」に比べると、太りにくく生活習慣病などにもなりにくいという研究結果が出ています。
オリーブオイルを取り入れた健康的な食事例
【朝】
・食物繊維豊富な全粒粉入りパンやグラノーラ
・ヨーグルトやチーズなどの乳製品
・旬のフルーツ
【昼】
・オリーブオイルをドレッシングに使った具沢山サラダ
・オリーブオイルをソースに利用したパスタやパン
・旬の魚介類のおかず(オリーブオイルでグリルした魚や魚介のマリネなど)
【夜】
・たっぷり野菜のグリルにオリーブオイルをひと回し
・季節野菜のスープの仕上げにオリーブオイルを数滴トッピングして香りづけ
・蒸し野菜にオリーブオイルをひと回し
・ヘルシーな鶏肉のグリルにピザ用チーズをのせてオリーブオイルでグリル
……例えばですが、上記のようなメニューなら週に一度くらいは手軽にチャレンジできそうですよね!何か一品だけでももちろんOK!
オリーブオイルは美容や健康に良いと言っても摂取のしすぎはカロリー過多になりかねません。毎食ティースプーン1~2杯の摂取を目安に取り入れてみましょう。
オリーブオイルをいつもの料理にもっともっと気軽に取り入れ、体の中から健やかに美しくありたいですね。