●2種類の「疲れ」を知っておこう


「あぁ、疲れた…」と感じるときはどんな時でしょうか。スポーツやお出かけなど、体を動かしたことで感じる肉体的な疲労がまず思い浮かびますよね。予測できる「分かりやすい疲れ」とも言えます。

注意したいのは「予測不可能で気が付きにくい疲れ」です。新しい環境での生活など、精神的な緊張を伴う疲れはついつい見逃しがち。一般的に「ストレス」とも呼ばれます。

心身ともに早めのケアをすることが、健やかな暮らしを送るためには大切です。


●「疲れ」の正体とは?

主に運動などによって感じる「疲れ」は、疲労物質とも呼ばれる「乳酸」が蓄積することで起こると考えられています。そのため、蓄積する前にエネルギーに変換する(代謝)ことが大切です。


●アスパラガスの注目すべき栄養


アスパラガスには、この乳酸の代謝をサポートし、疲労物質が素早くエネルギーに代わるための重要な効果があると期待されています。

また、アスパラガスに豊富なアミノ酸の一種「アスパラギン酸」には、疲労時の体に必要とされるマグネシウムやカリウムなどの吸収をサポートする効果が期待されています。

アスパラガスは、まさに疲労回復・ストレスケアにピッタリな旬食材といえます。


●美容にも嬉しいアスパラの栄養

アスパラガスには他にも、細胞老化を防ぐ働きの高いビタミンA、妊娠初期や貧血予防に欠かせない葉酸、糖質の代謝をサポートするビタミンB2なども含まれています。

疲労回復サポートだけでなく、美容面での効果でも強い味方のアスパラガスはこの時期毎日でも食べたい食材です!


●ストレスケアに取り入れたい柑橘類もおすすめ

アスパラと同じく初夏に旬を迎える種類が多い柑橘類。柑橘類の皮部分には特に、リフレッシュ効果の高いリモネンと呼ばれる香り成分が豊富です。

仕事や家事の合間に「リフレッシュしたい!」と感じたら、おやつ代わりに柑橘類をつまむのがおすすめですよ。また、柑橘類の香りをアロマオイルで取り入れるのもひとつです!


●手軽に作れるおすすめアスパラレシピ

それでは、栄養豊富な旬のアスパラガスを効果的に摂取できるお手軽レシピをいくつかご紹介しましょう!

【万能なアスパラのボイル】

・アスパラを3㎝前後に切り(下部分は硬いのでさらに縦半分に切るのがおすすめ!)、塩を加えた熱湯で硬めに茹でたアスパラガスは、冷凍保存しておくととても便利です。

・ゆでたてはそのままオリーブオイルやゆで卵と合わせてホットサラダに、冷凍アスパラはパンにのせてピザ用チーズや刻んだハムと一緒にトーストすれば、ピザ風の栄養満点朝ごはんに!

・パスタの具材にもおすすめ!シーチキンや鯖缶と合わせれば手軽でおいしいパスタになります。


・鶏肉や他の野菜類と合わせてトマト煮込みに!色鮮やかで栄養満点のメイン料理になりますよ。トマトとの相性も抜群です。

【輪切りにすればお子様も食べやすい!】


・3~5ミリの薄さの輪切りにすれば、アスパラの筋もカットされ、小さなお子様もおいしくいただけます。溶き卵と一緒に炒めたりオムレツの具材にするのが我が家では人気です!


・輪切りにすることでみそ汁などの汁物の具材にもよく合います。

「みそ汁はいつも豆腐とわかめで飽きがち……」という方は、まず旬食材を味噌汁に入れてみましょう!味噌の風味はどんな野菜もおいしく味をまとめてくれますよ。

いかがでしたか?美容と健康に嬉しい栄養がギュッと詰まった旬のアスパラガス。是非おいしい時期に様々な料理に取り入れ、疲れ知らず健やかな心身を保ちたいですね。