<なぜ起こる?梅雨時期のメイク崩れ>

雨

そもそも梅雨の時期は、なぜメイクがいつもより崩れやすいのでしょうか。

夏に向かうこの時期は、日に日に気温が高くなっていきます。気温が高いため汗が出るのですが、雨が続いて湿度が高いため肌の上の汗が蒸発せず肌に残りペタペタします。

その汗のせいでファンデが浮いてしまいます。さらに、浮いたファンデがマスクとの摩擦で取れて剥げてしまった結果メイクが崩れてしまいます。

ということは、実は梅雨のメイク崩れは、顔中で起こっているわけではなく、ファンデーション(以下ファンデ)の崩れが大半なのです。実際、私のサロンにいらっしゃるお客様は、梅雨の時期はファンデで悩む方が多く、次章で伝えるメイクのポイントを抑えることで、毎年梅雨時期は崩れないメイクで乗り越えています!


<梅雨時期におすすめのメイク方法>

”梅雨”

「梅雨・メイク崩れ」と検索すると、「ベースメイクは厚塗りをしない」という記事がよく出てきます。梅雨のメイク崩れの大半であるベースメイクを、“そもそも薄塗りにしてしまえば、崩れるものも減らせる!”という考えです。メイク崩れしないよう薄くしてしまえ!ということです。

確かにその通りなのですが、普段ファンデーションでしっかりカバーしている人にとっては、肌悩みなどがあってファンデを薄くできないからこそ、梅雨のメイク崩れが気になるのであって、薄くできるのならとっくに薄くしているでしょう。

私のお客様の中には、ファンデを薄くするということはスッピンを見せるのと同じくらい勇気がいる人もいます。このように感じてしまうのは、ただファンデを薄くしただけでは、メイクの手抜き感だけが増して見えることが原因です。


<崩れないメイクのポイントは○○!>

”メイク”

そこで、私がおすすめする方法は、ファンデを(可能な範囲で)薄くするとともに、“アイメイクを濃くする方法”です。ポイントはアイメイクなのです。「え?それだけ?」と思われるかもしれませんが、崩れないメイクをする時にはかなり重要な考えです。

人はアクセントのある部分に視線を向けます。これをメイクに応用して、お顔全体を見た時に目元が主役になるメイクをすることで、肌から視線を外すことができます。

“肌から視線が外れる”というのは、例えば、ファンデーションが薄くてニキビが隠れていなかったとしても、目元の印象を強くすることで目元に視線が向かい、相対的にニキビが気にならなくなるということです。(騙されたと思ってお試しあれ!)

さらに、目元は他のパーツと比べて汗腺や皮脂腺が少ないので、梅雨時期はファンデーションのようには崩れないのです。どうしてもベースメイクで気になるところがあれば、ポイント的にコンシーラーでカバーして、あとはアイラインやアイシャドウなどの目元の印象を強めるとバランスが取りやすくなります。


<まとめ>

いかがだったでしょうか。今回は梅雨の時期でも崩れないベースメイクのポイントご紹介しました。

ベースメイクを薄くしつつ、アイメイクにアクセントを付けることがポイントです。お顔全体でメイクのバランスを考えることで、メイク崩れしやすいパーツから視線を外すことができます。

また、マスクにより目元が与える印象の重要性が高まっている昨今、以前よりしっかりアイメイクすることがトレンドにもなっています。メイク崩れが気にならなくなるのと同時に、トレンドも取り入れることができて一石二鳥!良かったら取り入れてみてくださいね。