ファンデーションの種類

パウダーファンデーション

パウダーを固めて固形にしたタイプのファンデーション。元はパウダーのため、パフにとると粉っぽい質感になります。コンパクトタイプのファンデーションはこちらがほとんど。
パウダーのため肌に密着しやすく、よれにくい、崩れにくいためメイク初心者さんにおすすめです。軽い付け心地のものが多いですが、乾燥しやすい傾向にあります。
フェイスパウダーとは異なりますので注意してくださいね。

リキッドファンデーション

液体状のファンデーションです。水分と油分が多く含まれており、乾燥しにくいとされています。艶感のある仕上がりが特徴的。
パフで塗る、ブラシで塗る、手で塗るなど塗り方によって仕上がりを調整しやすいので、なりたい肌を目指して塗り方を変えてみましょう。
薄く伸ばすことで透明感があり、ファンデーションを塗っている感じのない肌を作ることもできますよ。

クリームファンデーション

リキッドファンデーションよりも重めのテクスチャー(質感)で、肌への密着度も高く、カバー力もしっかりとあります。油分が多く、保湿力も高いとされています。
乾燥しやすい秋冬や、肌の水分量が減ってきた時におすすめです。

肌にしっかりのるためカバー力は抜群ですが、塗る量が多いといかにもファンデーションを塗りました、という肌に見えてしまうので注意してくださいね。

クッションファンデーション

スポンジに染み込ませてあるファンデーションをパフでとって使用します。
ファンデーションに美容液が含まれており、美容液の効果によって下地なしでもしっかりと肌に密着します。
美容成分が多いため保湿力も高く、短時間でメイクをしたい方におすすめ。

日焼け止め効果の入っている商品も多く、クッションファンデーション1つでベースメイクが完成します。
スポンジ部分は菌が繁殖してしまいやすいためメイクをする頻度が少ない方や、学校や職場に長期間置いておくことは避けましょう。パフもこまめに洗って清潔を保つようにしましょう。

ミネラルファンデーション

ファンデーションの形状で分類された上記4つとはやや異なり、ミネラルファンデーションとは化学成分を使わずに作られているファンデーションのことです。

界面活性剤や化学系色素を使用しないため、肌への刺激が少なく、肌が弱い方やアレルギーのある方も使用しやすいとされています。
ミネラルファンデーションはカバー力はやや少なく、ナチュラルメイクにおすすめです。

20代のファンデーションの選び方

20代は、ホルモンバランスが不安定でニキビができやすい思春期の肌状態から少し落ち着いてくる頃でしょう。
20代前半ではまだ過剰な油分によってニキビに悩まされることもありますが、素肌が美しい時期とされています。

カバー力はなくても肌自体がきれいなため、あまりカバー力の高いファンデーションを使う必要はありません。薄付きのファンデーションや肌への刺激の少ないファンデーションを選んでみましょう。
テカりが気になる場合はフェイスパウダーを使用して抑えてみましょう。余分な皮脂を吸収してくれるタイプを使用すると気になりにくくなりますよ。ニキビなどポイントを隠したい場合はコンシーラーを使用することで肌全体への負担をかけずに隠すことができます。

30代のファンデーションの選び方

30代になると肌の水分量が減少し、ハリやくすみ、毛穴などが気になるようになってきます。肌のハリがなくなってメイクが崩れやすくなってくることも。

マットなファンデは肌がのっぺりして見えてしまうほか、ハリがなく年齢を感じる肌に見えてしまうため、艶感のあるファンデーションを選ぶようにしましょう。
また、20代の時と同じファンデーションでは肌が乾燥してしまいますので、クリームファンデーションやリキッドファンデーション、美容成分が多く含まれているクッションファンデーションを選び、乾燥しやすいパウダーファンデーションは避けるとよいでしょう。
ファンデーション以外のリップメイクやアイメイクも艶感のあるメイクを意識すると若々しく見えるかも。

40代のファンデーションの選び方

40代になるとより急激に肌質が変化すると言われています。油分も水分も大幅に減少し、しわやシミ、たるみ、くすみなど多くの肌トラブルが現れてきてしまうかも。水分と油分が減るため、肌のバリア機能も下がります。肌を守るために紫外線と乾燥対策を意識してファンデーションを選びましょう。

日焼け止めと下地でしっかりと紫外線対策をした上からファンデーションを塗ることで素肌を守ることができます。リキッドファンデーションやクリームファンデーションなどカバー力と保湿力の高いファンデーションを使うことで肌悩みを隠しましょう。
艶っぽい質感になるのが気になる場合は、マットな質感になるフェイスパウダーを重ねることで質感を変えると年齢に応じたメイクにできます。

ただ、重ね塗りは肌への負担も大きくなりますし、メイク崩れもしやすくなりますので短時間のお出かけの場合や近所へのお出かけの場合は肌負担が少ないミネラルファンデだけで過ごし、肌をより綺麗に見せたい日にしっかりカバーするファンデーションを使用するなど使い分けると良いでしょう。

肌は年齢によって変化していきます。同じファンデーションやメイク方法では肌に合わなくなってしまい、時間をかけてメイクをしても理想の肌にならない…なんてこともあります。
まずは肌の状態と使っているコスメの特徴を知り、自分に合ったファンデーションを見つけてくださいね。