●2022年春メイクのトレンド

春メイク 2022

一言で言うなら2022年春メイクは「透け感」がポイントです。
パーソナルカラーでは、軽やかな印象が得意なスプリングさんやサマーさんが喜びそうなラインナップです。

「ガッツリ濃くメイクする!」というより、透明感があってほんのり肌の質感が透けて見えるようなアイシャドウを各社発表しているように感じます。
そんなアイシャドウの特徴は、ニュアンスを大事にするメイクのため、軽やかで洋服を引き立てやすく、全体としては爽やかに仕上がるのが特徴です。

これは、昨年の春メイクと比較するとかなり大きな変化です。
というのも、2021年の春のアイシャドウは春にしては珍しくマットで色味も濃く渋い印象で、「春だけど・・・秋冬カラーかな?」と思ってしまう程でした。
パーソナルカラーのオータムさんやウィンターさんが喜びそうな、明度の低いくすみカラーでした。

それより以前の春アイシャドウは鮮やかな色を楽しむものが多く、「こんなにカラフルなの・・・いつ使えばいいの?」と思ってしまうほど(笑)
ここ数年の春のアイシャドウは毎年異なる印象で、流動的な時代の流れを模索しているような、そんな印象を個人的に持っていました。

しかし!
2022年は、そこからさらに進化して、2021年のマットな質感を若干残しつつ、透明感のあるカラーが多くなっています。
マットな中にもほんの少しのツヤを感じさせる上品さがあり、ギラついたり浮ついた安さはなく、幅広い年齢層がそれぞれのメイクを楽しむことができるアイシャドウです。

しかも透明感があるため、自分らしさを失うことのなく自然に仕上がります。
ぜひ春の陽気に合わせて、ご自身がときめく春色をアイシャドウに取り入れてください。

●2022春カラーのおすすめ

春メイク 色

とは言え、この記事を読まれている方は「どの色を選んだら良いんだろう・・・」と迷われてしまうかもしれませんね。
そこで、私が個人的にこの春おすすめのカラーをイエローベース(イエベ)・ブルーベース(ブルべ)別にご紹介します。

①イエロー

 ブルベ:レモンイエロー(レモンの実のような薄い黄色)

 イエベ:菜の花色(菜の花のような明るい黄色)

イエローはここ数年注目度の高い色で、様々なイエローが発売されています。
イエロー自体、その名前からも分かるようにイエローベースが得意な色です。そのため、イエローベースの方はどのメーカーの黄色でも大体似合います。

逆にブルべの方は不得意な色なので、薄く発色する色でニュアンスを変える程度で目元に取り入れると良いでしょう。

②パープル

 ブルベ:ラズベリー(濃い紫みの赤でストロベリーよりも深みがあります)

 イエベ:ガーネット(ザクロの実のような暗い赤で、ブラウンみも感じます)

パープル~ボルドーのような赤茶色は、色相(色の並び)が近く、その他バーガンディーやテラコッタとも近いグループで人気色です。
また、こういった色とイエローを組み合わせるのも、遊び心が出て素敵です。

イエベの方は黄色の面積を多くし、ブルべの方はパープル系の面積を多くして、ご自身の肌色と似合うカスタマイズをしましょう。

③ピンク

 ブルベ:ベビーピンク(薄いピンクのシャーベットカラー)

 イエベ:桃色(桃の実ような柔らかいピンク)

メイクで使う秋冬のピンクと春夏のピンクは、同じピンクでも若干色が異なります。
春におすすめするピンクは、ベビーピンクのように明度が高く薄かったり桃色のように鮮やかで可愛らしい色です。

アイシャドウの定番といえばブラウンですが、ブラウンとピンクの相性は良く、お手持ちのブラウンアイシャドウにピンクを重ねて使うこともできる便利な色味です。

●春メイクは遊び心を大切に

春メイク

いかがだったでしょうか。
1年の中で一番カラフルなメイクを楽しめるのが春メイクです。
イエローとパープルなど一見意外な色を組み合わせてみるのも遊び心があって素敵です。

また、「いつもと違う色に挑戦したいけど、職場的にもう少し落ち着いた色が良さそう」という方は、いつものメイクにピンクを重ねてみるのも。

その際にはアイシャドウをたっぷり塗るのではなく、透明感を意識して少し薄めに塗る方が2022年春っぽい印象に仕上がりますよ!
ぜひ試してみてくださいね。