マスク着用で目立つ目もと悩み
マスクは鼻や口元、頬などを覆います。着用していると、マスクから出ている眉や目もとに視線が集まりがちです。もともと目もとはしわやクマなど、悩みが多いパーツ。今まではそれほど気にならなかった悩みも目立って見えてしまうのです。
長く続くマスク生活ですが、これを機会に目もとケアに力を入れてみてはいかがでしょうか。お家でできるセルフケア方法をご紹介します。ただし、悩みがすぐに解決するわけではないので、日々の積み重ねが大切です。その間は、メイクで上手にカバーするのがオススメです。
マスクの隙間から出てくる蒸気により、アイメイクが崩れやすいという新たな悩みもよく聞きます。そこで、目立ってしまうアラをカバーしながら、崩れにくいメイク方法を解説します。
毎日の目もとケアとメイクを併用して、今も未来も美しい目もとを目指しましょう。
目もと美容液を、より効果的に塗ろう
目もとケアには、アイクリームなど、目もと専用の美容液を使うのがオススメ。悩みに合わせた塗り方をマスターすると、より効果的です。
目もとのしわでお悩みなら…
浅めの小じわなら、セラミドやコラーゲンが配合された美容液でしっかり保湿して。「乾燥小じわに」という表記のあることが多いです。多めに指に取り、3箇所程度に点置きします。力の入りにくい薬指の腹を使って、気になる部分に優しく塗り広げます。厚めに塗るのがポイント。
深いしわであれば、しわ改善クリームを使ってみましょう。ニールワン、純粋レチノール、ナイアシンアミドが配合されているものです。片方の手でしわを伸ばすようにしたまま、もう片方の手でしわに沿って美容液を塗っていきます。そのまま塗るとしわの間に塗りにくいので、両手を使ってみて。
クマでお悩みなら…
クマには3種類あるので、まずはどのタイプかを見極めるのが大切。自分のタイプに合わせてケアしましょう。①青クマ:血行不良や寝不足などが原因です。目尻を横に引っ張るとクマが薄くなります。
スキンケアが終わったら、目もとを温めてみるのも効果的。両手を温めてから、目もとに手のひらを当てます。10秒程度温めたら、優しく目尻に向かって手のひらを動かしましょう。目の下にはツボがあるので、押すと気持ちいい部分を優しく押さえながら行うと、より血行を促進します。
②黒クマ:加齢などでハリが低下し、凹凸ができて影ができることでクマに見えます。上を向くとクマが薄くなります。
眼輪筋が衰えていることも原因です。黒目を動かして、簡単眼輪筋トレーニングを。
1.目を大きく開いたまま、顔は動かさずに黒目だけをぐるりと1周させます。反対側にも回転させて。
2.寄り目になるよう、両黒目で中央を見ます。難しい場合は、鼻のあたりに指を持っていき、両目で見るようにすると良いでしょう。
3.顔を動かさないまま、思いっきり左を見ます。右も同様に。
③茶クマ:しみが集まったり、色素沈着したりすることが原因です。目尻を引っ張っても上を向いても、クマが薄くなりません。
ビタミンC誘導体やプラセンタなどが配合された、美白化粧品でケアしましょう。気になるところに優しく塗り広げたら、温めた手のひらでハンドプレス。その後もう一度美容液を塗りハンドプレスしましょう。温めることで、角質層に成分が届きやすくなります。
崩れにくいメイクでしっかりカバー
マスクでアラが目立ちやすいときは、メイクを活用してみて。
1.まずはしっかりと保湿して、乾燥崩れを防ぎましょう。その後、目もともハンドプレスするのがポイント。きちんと馴染ませてからメイクをすると、崩れにくくなりますよ。
2.綿棒を使って、崩れやすい部分の油分をオフします。まぶたの線や小じわなど、アイシャドウが入り込みやすい部分を優しくなぞるだけ。アラが目立ちにくくなり、化粧崩れによる老け見え防止に。
3.しわやクマなどは、ファンデーションではなくコンシーラーでカバー。ただし、コンシーラーも厚塗りは厳禁です。ファンデーションのタイプによって、塗る順番が異なります。リキッドやクリームタイプの場合は、「化粧下地→ファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダー」です。パウダータイプの場合は、「化粧下地→コンシーラー→ファンデーション」です。
4.しわをカバーしたいときは、直接塗らないのがポイント。しわ周辺に乗せてから、とんとんと軽く叩くようにしながら薄くしわまで伸ばすようにしましょう。
5.クマをカバーするときは、色選びが重要。青クマの人はピンク系やオレンジ系、茶クマの人はイエロー系を使ってみて。黒クマの場合は、オレンジ系を塗ってからベージュを重ね塗りしましょう。クマのラインに沿ってコンシーラーを塗ったら、下から上に向かって馴染ませます。目のキワには塗らないようにして。
6.アイメイクの順番は、「ビューラー→アイライン→パウダーアイシャドウ→マスカラ」にしてみて。アイラインにパウダーを重ねることで、ラインをボカしつつ崩れにくくします。
ケアとメイクで目もと美人を目指して
マスク生活で新たに出てくる美容悩みもありますよね。ネガティブになりがちですが、目もとケアの機会だと前向きに捉えるとハッピーかも。将来の美にもつながるはずです。
また、アイメイクも上手に使って悩みをカバーしてみてくださいね。マスクをしていても美しい目もとを演出できますよ。