オートミールが人気の理由3つ
①手軽に食べられる
オートミールは玄米に比べて研ぐ・炊くといった調理時間が不要。牛乳などの水分を足してそのまますぐに食べられる手軽さが何よりの魅力です。その手軽さから、誰でも朝食時のシリアルとして挑戦しやすい食材になりつつあります。
②温めてもおいしい
牛乳やスープを加えてコトコト煮込めば、お粥感覚で温かくおいしくいただけます。北欧やイギリスでは朝食にオートミールを煮込み、フルーツやナッツ類、ジャムやスプレッドなどお好みの具材や味付けで楽しむ「ポリッジ」という文化が根付いているんだとか。
③栄養価が高くヘルシー
詳しくは後ほどご紹介しますが、オートミールは白米や玄米と比べると、たんぱく質やカルシウムなど不足しがちな栄養素がバランスよく含まれています。手軽に栄養補給ができるというのもオートミールの魅力といえます。
玄米と何が違うの?
オートミールも玄米も、低糖質な食材でダイエットに向いています。プチプチとした食感もどことなく似ていますよね。大きな違いは、食物繊維の含有量です。オートミールには玄米の約3倍もの食物繊維が含まれているんです。このため、便秘に悩む人など「腸活」をより意識したい時におすすめの食材といえます。
栄養素を徹底比較
それでは玄米とオートミールの栄養素の違いについて、いくつかの項目で見ていきましょう。どちらも可食部100gあたりの量です。
<オートミール>※一食分は約30g
・食物繊維:9.4g ・鉄:3.9mg ・カルシウム 47g ・たんぱく質 13.7g
・エネルギー:350kcal
<玄米>※一食分は約150~200g
・食物繊維:3.0g ・鉄:2.1mg ・カルシウム 9g ・たんぱく質 6.8g
・エネルギー:346kcal
このようにオートミールは、私たちの体に必要で不足しがちな重要な栄養素をしっかり補給できる食材といえます。特に美容と健康の土台となる「カルシウム」は健やかな骨格や艶やかな髪や爪作りに、「たんぱく質」はお肌や体の新しい細胞のもとにもなる重要な栄養素。
ダイエット目的だけではなく、健やかで内側から美しく輝く体作りのためにもオートミールはおすすめです。
玄米・オートミールを目的別に選ぼう
このように栄養価の高いオートミールですが、焼き魚や煮物などのお供にするにはやはり白米や玄米の方が合いますよね。一日の食事を通して、朝食のパンや昼食のパスタやリゾットの代わりにオートミールを、夕食は普段の和食…という風にシーンや食事の内容に合わせて上手に取り入れてみましょう!
どんな食材もそればかりを食べていては良くありません。様々な食材をバランスよく取り入れ、食事を味わい「楽しむ」ことが何より大切です。
オートミールの食べ方アイデア10選
それでは最後に、オートミールの食べ方アイデアをご紹介します!気になるものがあれば気軽に試してみましょう。
・まずはシリアルとしてミルクをかけてフルーツトッピング!
・毎日少量ずつ……という方はヨーグルトにトッピングするのがおすすめ!
・小鍋でコトコトミルクやスープに浸して煮込めばお粥感覚で体もポカポカ!
・チャーハンやチキンライスに白米の代わりに(玄米と混ぜても◎)!
・クリームソースとピザ用チーズ、具材をのせて焼けばドリア風に!
・ピザに他の具材と一緒にパラパラとトッピング!
・クリームシチューに加えて煮込めば一皿でおいしく満腹に!
・トマト鍋の締めに白米の代わりに入れて煮込み、リゾットに!
・手作りマフィンやホットケーキを焼く際に生地に少量混ぜ込む!
・ハンバーグを作る際、肉に少量混ぜ込んで焼けば食感も楽しく栄養価アップ!
美容と健康に嬉しい栄養がギュッと詰まったオートミール。お好みの食べ方が見つかったら、毎日少量ずつから取り入れてみませんか?体の内側から健やかで美しく、食事も美容も楽しみましょう。