おせち料理が美容に良いとされる理由
おせちは、お正月の定番ですよね。何気なく食べているかもしれませんが、実は美容に良いとされる栄養がぎゅっと詰まっているのです。
秘密は、普段はあまり食べないけど、おせち料理には入っている具材。実はこれらに、美容効果が期待できるのです。
また、食べ方に気をつければ、お正月太り予防にも。
最近おせち料理を食べなくなったという方も、定番だからなんとなく食べているという方も、今年は美容効果も意識してみてはいかがでしょうか?
おせち具材に期待できる美容効果
それでは、おせち料理に使われる具材の、具体的な栄養を見ていきましょう。
・黒豆
黒豆がおせちに入っている意味は、「まめに働く」「まめに暮らす」といった、健康な生活への願いからです。
黒豆には強い抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれており、エイジングが気になる方にもオススメ。また、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンも豊富。さらに、食物繊維やオリゴ糖により、腸内環境を整える作用も。
肌のハリやツヤをキープするなど、黒豆は、女性の強い味方でもあるのです。
・数の子
数の子は、ニシンの卵。「二新」と書くことから子孫繁栄の意味が込められており、おせちに入っています。
数の子には多価不飽和脂肪酸であるEPAやDHAが豊富で、血行促進効果があります。肌に必要な栄養成分がしっかりと運ばれるため、くすみや肌荒れ対策にもなりますよ。
・昆布巻き
昆布は「喜ぶ」と語呂合わせができます。さらに、かんぴょうで「結ぶ」ことで、縁起が良い意味合いがあり、おせちに入っています。
カルシウムやヨウ素といった、多くのミネラルを含む昆布ですが、普段は出汁を取るために使うなど、そのまま食べる機会が少ないですよね。昆布巻きでは、不足しがちなミネラルを補えるのです。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料になり、肌の代謝を助けてくれますよ。
・紅白なます
紅白なますは、見た目や名前のとおり、紅白水引をイメージしています。一家の平和を願う意味が込められているそう。
正月料理はご馳走がたくさんありますが、そればかり食べていると胃腸が弱ってしまいます。紅白なますは、胃腸の消化作用を助けてくれるのです。
大根に含まれるビタミンCやにんじんに含まれるβ-カロテンには美肌効果も期待できますよ。
お正月太りを防ぐ食べ方
年末年始はついつい食べ過ぎてしまい、お正月太りの経験がある方も少なくないでしょう。おせちは、入っている料理によってカロリーが大きく異なります。
まず、栗きんとんや黒豆など、甘い具材は高カロリーな傾向。甘くて美味しいからと食べ過ぎず、控えめにするよう心がけましょう。
酢の物や魚介類、野菜を中心にしたおせちにすると、カロリーを抑えられます。具材をよく見ておせちを選ぶのがおすすめです。
また、「食物繊維(野菜類、なますなど)→たんぱく質(昆布巻き、数の子、卵焼きなど)→糖質(黒豆、栗きんとんなど)」というように、食べる順番に気をつけるのもポイント。血糖値の上昇が緩やかになり、太りにくくなります。
さらに、ゆっくり楽しみながら食べるよう意識すると、満腹感を得やすくなりますよ。
賢くおせちを食べて、良い2022年をスタートさせよう
毎年何気なくおせちを食べているという方は、ぜひその美容効果にも注目してみてくださいね。野菜中心のものを選ぶなど、工夫すればお正月太り予防にも。
おせちを食べる習慣がないという方にもおすすめですよ。
2022年、おせち料理で縁起の良いスタートを切ってみてはいかがでしょうか。