生理期間は不快
女性の身体にしかない生理。「なんで女だけ?」と、月に一回の生理に「来て欲しくない」と感じる方も多いことでしょう。生理中は“とてもつらく不快な期間”となっている女性がたくさんいます。
生理痛による我慢できないほどのお腹の痛み、全身のダルさや、吐き気やめまいで寝込んでしまう女性もいらっしゃいますので、生理の不快感、辛さを考えると生理期間は確かに不快しかないと思います。
現代社会で生きる女性たちの多くは生理に関するトラブルを密かに抱えたまま、生理期間中に鎮痛剤を飲んだり、辛さを我慢したりして過ごし、「憂うつなのが当たり前」と諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか?
生理は女性の美容や健康に密接な関係が
女性とは切っても切り離せない生理。「つらい」「憂うつ」と思ってしまう生理ですが、実は女性の美容や健康とも切っても切り離せない関係にあるんです。
そのカギとなるのが女性ホルモンです。毎月の生理があることで女性を美しく健康にする女性ホルモンが分泌されています。女性ホルモンには肌荒れや、髪の乾燥、身体のトラブル改善などの働きがあるんです。
ですから、せっかくの“女性の美容や健康をささえてくれるための毎月の生理”を、気持ちよく迎えられるような体作りをしてみませんか?
生理がつらくなる原因になりうる「身体の冷えやコリ」
身体が冷えていたり、コリが溜まっていたり、浮腫んでいたりしませんか?
慢性的な「コリ」によって血液の流れが滞り、生理の時に経血がスムーズに排出されずに生理痛の原因となってしまいます。ですから生理が重いという方は、骨盤や子宮の周辺も冷えてしまっている可能性があります。
また冷えやコリは全身の慢性疲労などの原因にもなってしまうので、まずは身体をしっかり温めて血流を良くしコリを改善しましょう。
身体の温め方は、日常生活で変えられます。
疲れ切った日はどうしてもシャワーのみで済ませてしまうかもしれませんが、必ず湯船に入り身体を温めるだけで血流が良くなっていきます。湯船に入るとその日の疲れも癒されます。
さらに、身体を温める効果があるのは適度な運動です。適切な運動をする事で身体の中心にある骨盤や子宮までしっかりと温まり、全身の巡りが良くなっていきます。血流やコリが改善されることから『女性ホルモン』の分泌が良くなり、女性の美しさ、魅力が増していきます。
女性の美容と健康のための適度な運動
①足の裏を合わせて仰向けになり力を抜きます。
②股関節の上に手を乗せてゆっくり深呼吸を5回から10回行います。
③両手を身体の両脇に置きます。
④膝が閉じないように、息を吐きながらお尻をゆっくり上げます。
⑤息を吸いながらお尻をゆっくり下ろします。
⑥ゆっくりとした呼吸に合わせて5回から10回繰り返しましょう。
⑦5回から10回繰り返したら、足の裏を合わせたままの状態で力を抜き、深い深呼吸を3回から5回繰り返して足を伸ばして脱力してください。
慣れてきたら5回程回数を増やしてみてください。
女性の身体は生理と密接
上記でお伝えしたように、女性の美と健康にとって密接な関係にある生理。
生理期間というのはとても長く感じ、つらい日々に感じます。
しかし、少しだけ日常生活の改善や、わずかな運動を取り入れるだけで快適に過ごせるようになっていきます。
とても疲れている時は生理痛が重かったり経血の量が多かったりしませんか?生理は身体の状態を表しているんです。
これからは、生理が訪れたときに、この1か月身体や心の状態、生活習慣はどうだったかな?という意識を持ってみてください。身体を温めたからちょっといつもと違うかな? 骨盤、子宮のための運動を少ししたから違うかな? と身体に意識を向けるだけで内側から身体は変化していきます。
できることから少しずつ女性の魅力や健康を保つために続けてみてください。