歯が欠けたらまずは歯科医院へ

歯が欠けたまま過ごしているのは危険。
思わぬお口のトラブルにつながってしまうこともあるんです。

歯の先端が小さく欠けた程度で痛みがなければ、問題なく感じますよね。
実際、ほんのわずかな欠けであれば治療が必要ない場合や歯に問題がないことがほとんど。

ですが、歯の欠けの程度によっては歯の神経まで達していて神経が細菌感染を起こしてしまうことも。

細菌感染を起こすと、神経が死んでしまい歯が変色したり、歯根の先で嚢胞ができて強い痛みを感じることも。
細菌感染を放っておくと最悪の場合抜歯になることまであるんです。

また、欠けた歯が唇や舌、頬を傷つけてしまい、口内炎やお口の中の痛みの原因となることもあります。

歯が欠けたらまずは歯科医院に通院して欠けの程度を診てもらい、それに合わせた処置を受けるようにしてください。

歯の欠け具合を歯科医師の目視やレントゲン撮影によって確認し、詰め物や被せ物などの処置を受けることができます。
処置が必要ないといわれる可能性もありますが、問題ないと診断を受けておくことで安心できると考えてみてくださいね。

歯が欠けた場合の応急処置


歯が欠けてから歯科医院を受診するまでに、どうしても時間がかかる場合もあります。

通院するまでの期間が開いてしまうと不安ですよね。
通院までに自分でできる応急処置をご紹介します。

出血がある場合

歯が欠けた箇所の周辺が出血している場合、清潔なガーゼなどで押さえて止血してください。
ガーゼを軽く噛んでおく、頬と歯茎で挟んでおくだけでも止血になります。まずは、5分程度試してみましょう。

ただし、大きく歯が欠けている場合は、ガーゼを強く噛んでしまうとさらに歯が欠ける・割れてしまう可能性があるので注意してください。

また、出血している場合は欠けた歯で周りの組織を傷つけてしまっているか、欠けが歯の神経まで到達していると考えられます。
応急処置では対応できない可能性が高いので、早急に歯科医院を受診してください。

小さく欠けている場合

歯の先端が欠けている程度であれば、今すぐに通院しなくても大丈夫な可能性が高いでしょう。

欠けている部分を詰め物で修復するだけで見た目を綺麗にできるかも。
もし、欠けた歯片が手元にある場合は持って行ってみてくださいね。

出血がなく、マウスピースを持っているのであれば、装着しておくことでさらに欠けたりお口の中を傷つけてしまうことを予防できるので使っておきましょう。

大きく欠けている場合

歯の神経まで届くほど歯が大きく欠けている場合、強い痛みや腫れが生じたり、欠けた箇所から細菌が侵入しする恐れがあります。

また、辛いものなど刺激が強いものや硬いものは痛みを強くしてしまったりさらに欠けてしまう原因にもなります。
できる限り飲食も避けておくほうがよいでしょう。

なるべく触らないようにして、早急に歯科医院を受診してください。
大きく欠けている場合は、歯の神経の治療や被せ物の治療となることが多いです。

予約無しで歯科医院に通院すると応急処置となる可能性もありますが、欠けてとがった部分を調整したり、仮の詰め物で空洞を埋めたり、痛み止めなどを処方してくれるので歯を保護してくれるでしょう。

「応急処置しかできない」と言われた場合も、受診することをおすすめします。

歯が欠ける原因3つ

歯の欠けには主に3つの原因が考えられます。

「いつも通り過ごしていたのに、急に歯が欠けた」といった場合も、実は少しずつ歯が欠ける原因が進行していた可能性があるのです。

虫歯、歯周病


虫歯が進行すると、歯はもろくなります。
歯の内側に向かって虫歯が進行し、気が付いたら歯の一部がぽろっととれてしまう、虫歯菌の酸によって歯が溶けて欠けたように見えることもあります。

また、歯周病になっていると歯を支える骨が溶け、歯がぐらついて硬いものなどを噛んだ時の負荷に耐えられず欠けてしまうことがあるようです。

歯並び、噛み合わせ

歯並びや噛み合わせが悪いと、特定の歯に強い負担がかかっている場合があります。

また、歯ぎしりや食いしばりによって歯に負荷がかかり続けると、歯が欠けたり割れる原因となります。

事故、転倒などのアクシデント


3つ目は、アクシデントで歯が欠けてしまうケースで、もともと歯に問題があったわけではありません。

飛んできたものが当たった、転んで顔を打った、非常に硬いものを食べた、といった理由で歯に強い衝撃が加わり、欠けてしまったケースです。

まとめ

歯の欠けは、一見小さく見えても放置すると次第に大きくなり、歯の神経の治療が必要になることがあります。さらに歯の欠けた後の形で舌や唇を傷つけてしまうことも。

歯の神経まで到達してしまうと週に1度以上の通院が数週間必要になったり、大きな欠けになると公的医療保険適用の治療では目立つ銀歯になってしまうことや抜歯になることもあり得ます。

お口の中を守るためにも、見た目をきれいに保つためにも、歯が欠けたときは早めに受診してくださいね。