子供も口腔がんになることってあるの?


大人だけでなく子どもも口腔がんになる可能性はあります

中でも多いのはリンパ腫や肉腫です。
口腔にできる腫瘍には悪性と良性があり、そのほとんどが良性です。

ただし、良性であっても咀嚼や会話、食事などの機能に悪影響を及ぼすことがあるので、治療は検討した方がよいでしょう。

悪性の腫瘍である口腔がんであるかどうかは、以下にあげるような症状が見られた場合に注意が必要です。

こんな症状は要注意

・お口のが腫れやる、しこりがあり、改善しないる
・お口の痛みがよくならない
・歯茎や粘膜、舌などに斑点ができている
・出血やしびれなどが見られる
・飲食物をうまく飲み込めない(嚥下障害)

口腔がんと口内炎は間違えやすいので、上記症状に気をつけましょう!

子供の口内炎ができる主な要因


子供に口内炎ができる要因は様々です。
口の中に傷ができることによるカタル性口内炎、ウイルス感染によるウイルス性口内炎、免疫力の低下や過度なストレスが原因と考えられるアフタ性口内炎などがあげられます。

手足口病やヘルパンギーナと呼ばれる病気はウイルス感染によって発症します。
手足口病はその名の通り、手や足の発疹や唇の内側や舌に口内炎ができ、喉にも口内炎が拡がることがあります。

また、ヘルパンギーナは喉に水ぶくれのようなものができて破れると口内炎のような痛みを感じ、高熱が出るという特徴もあります。
このほか、カビが原因で起こるカンジダ性口内炎、特定の食べ物や金属に接して生じるアレルギー性口内炎などがあります。

子供が口内炎を繰り返す原因は?

口内炎が噛んでしまうなど物理的にできた傷によるものであれば、噛み合わせが悪かったり、虫歯の治療部位の調整が必要である、矯正治療をしている場合は矯正器具が当たっているのかもしれません。
また、噛む感覚が楽しくてわざと頬や唇、舌を噛んでいる可能性も考えられます。

好き嫌いが激しく甘いものやお菓子ばかり食べるような食生活も、ビタミン不足になり口内炎を引き起こす原因になり得ます。
また、しっかり歯磨きができておらず、お口の細菌が常に多い状態になると、口内炎になる可能性があります。

生活習慣を改善しても口内炎が度々起きる場合は、違う可能性を考慮し、病院を受診しましょう。
口内炎を何度も繰り返す場合は、写真を撮っておいて見せたり、口内炎の詳しい症状を医師に伝えられるようにしておきましょう。

子供が口内炎になったら何科を受診すればいい?

口内炎は耳鼻咽喉科が一般的といわれていますが、歯科(小児歯科・口腔外科)、内科、皮膚科、小児科でも診てもらえます。

ただし、口内炎を詳しく調べられるかどうかは医師よって異なります
事前に電話などで問い合わせるとよいでしょう。

口内炎ができた時期や症状が繰り返しているかどうか、発熱や痛みの有無などをあらかじめまとめておいて、担当の医師に伝えましょう。
口内炎の原因究明につながります。

子供の口内炎の予防するためには


子どもの口内炎予防は、大きく3つの柱を理解する必要があります。

1つ目がビタミンを中心とした栄養をバランスよく摂取することです。
ビタミンB1やB2、Eなどの不足によって口内炎を発症することがあります。

牛乳や鶏卵、納豆、きのこ類などは口内炎予防に効果があるとされる食品の一例ですが、好き嫌いせず食事をとることを心がけましょう。

2つ目が、睡眠をしっかりとることです。
睡眠不足になるとストレスや疲れが増大し、免疫力も下がり、口内炎の発症につながります。
受験を控えていたり、小さな子供の場合は遠足や運動会など緊張する行事の前に寝不足になって急に口内炎が増えることも。
規則正しい生活習慣を身につけて、睡眠を充分にとらせてください。

3つ目は、お口の中を清潔に保つことです。
細菌が増殖してしまうと口内炎のリスクが高くなります。

子どもの歯磨きチェックと仕上げ磨きを徹底するほか、水分補給にも気をつけてお口の中が乾燥するのを防いでください。

まとめ

子どもでも口腔がんができる可能性は十分にあります。
口内炎と見分けがつかない、症状が長引いているなど、保護者の方がおかしいと感じる場合は病院で検査を受けましょう。

口腔がんではなく口内炎であったとしても、どのような口内炎か特定して原因を究明することが大切です。
歯科医院でも診ることができるので、かかりつけがあれば一度問い合わせましょう。