NGスキンケアのやり方①肌がゆらいでいるときにスキンケアアイテムの数を増やす
季節の変わり目や月経前になると、肌がゆらぎ、普段とは違う肌悩みがあらわれるときもあります。いつも以上に肌がごわついたり、乾燥小じわが気になったりすると、少しでも早く治したい気持ちから、スキンケアアイテムの数を増やしてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、肌のゆらぎが原因で肌悩みがあらわれるということは、言い換えれば肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすい状態になっているということ。そのような肌状態のときに、複数のスキンケアアイテムを投入する方法は、かえって肌負担となり、肌荒れが悪化する可能性も高いのです。
特に美白有効成分やエイジングケア成分などを配合した攻めのコスメは、バリア機能が低下している肌には刺激が強すぎる場合も。
ゆらぎ肌により肌悩みがあらわれたときは、まずは最低限のスキンケアアイテムのみを使ったシンプルケアを心がけ、肌状態を落ち着けてあげましょう。そして肌状態を整えてから、いろんなコスメを試してみてくださいね!
NGスキンケアのやり方②乾燥が気になる日中はミストスプレーで保湿ケアをする
肌が乾燥しがちな人の中には、朝にしっかり保湿ケアを行っても、日中にかさつきや粉吹きが気になる方も多いかと思います。手軽に使えるミストスプレーは、そんな日中の乾燥対策をするうえで便利なアイテムですよね!
もちろんミストスプレーで日中の保湿ケアを行うこと自体は、まったく問題ありません!ただし、保湿ケアを行うときは使用するミストスプレーの種類や方法に気をつけましょう!
たとえば、保湿成分が配合されておらず、水分のみで構成されたミストスプレーだと、一時的に肌も潤っているように感じますが、水分の蒸発とともに角質層のうるおいまでも奪われるため、かえって肌が乾燥する可能性もあります。
また、ミストスプレーを顔全体に吹きかけたあとにハンドプレスを怠ると、肌表面が濡れている状態になるだけで、しっかり角質層にまで浸透しません。
日中にミストスプレーで保湿ケアをするときは、ミストを吹きかけたあとにやさしくハンドプレスを行い、スティック美容液やバームで乾燥しやすい部位に油分も与えるスキンケア方法を意識しましょう。手間が気になる人には、最初から油分を含んでいるオイルインタイプのミストスプレーを使うのがおすすめですよ。
NGスキンケアのやり方③敏感肌が気になるので毎日フェイスマスクで保湿をする
うるおい不足やバリア機能の低下など、さまざまな要因により起こる敏感肌にとって、毎日の保湿ケアは欠かせないお手入れです。効率的にうるおいを与えるためにも、毎日フェイスマスクを使用している人も意外と多いのではないでしょうか。
しかし、敏感肌の人が毎日フェイスマスクを使用するスキンケア方法は注意が必要!
そもそも、フェイスマスクは効率的に角質層にまでうるおいを与えられるアイテムではあるものの、使用中は一時的に肌がふやけてしまうため、バリア機能が低下している状態になりやすいのです。
もともとバリア機能が低下している敏感肌の人が毎日フェイスマスクを使用すると、さらに外部刺激を受けやすい肌状態になる可能性もあります。
もしも、毎日フェイスマスクを使用することで、さらに肌状態が悪くなるようであれば、頻度を週に1〜2回程度に減らし、敏感肌向けのフェイスマスクを選ぶようにしてみてくださいね!それでも悪化するようであれば、ただちに使用を中止し、すぐに医療機関を受診しましょう。
NGスキンケアのやり方④週末は湯船に浸かりながらフェイスマスクでスペシャルケアをする
入浴中に行うスキンケアは一日の疲れを癒やすと同時に、ちょっとした至福の贅沢時間を味わえる貴重な瞬間。バスタイム中に使用できるスキンケアアイテムも数多く登場しているので、週末や特別な日の夜にはぜひ取り入れたいですよね!
しかし、なかには入浴中に行うスキンケアとしては、あまりおすすめできない方法もあります。それが保湿ケアを目的としたフェイスマスクを入浴中に使用することです。
浴室で湯船に浸かっている間は身体も温まり、汗もかくため、フェイスマスクを使用してもせっかくの美容成分が角質層に浸透せず、汗とともに流れ落ちてしまうのです。
フェイスマスクの効果を十分に得るためにも、汗をかいている状態での使用は控え、入浴後、しっかり汗がひいたあとに使うようにしましょう。
NGスキンケアのやり方⑤食材用の冷蔵庫で化粧水を保管する
昔から美容界隈の都市伝説としても語られている「化粧水を冷やすと浸透力もあがり、毛穴も引き締められる」という話。実際に、食材等を保存している冷蔵庫で化粧水を保管するスキンケア方法を試している人もいるかもしれません。
しかし実は、化粧水を冷やすことで得られるメリットは特になく、浸透力の高さや毛穴の引き締めに関する科学的根拠もないのです。
それどころか、一日に何度も開閉し、温度変化が激しい冷蔵庫の中で化粧水を保管すると、中身自体の劣化を早める可能性も高くなります。
一般的な化粧水は直射日光が当たらず、温度変化が少ない場所での保管が推奨されているため、食材と一緒に冷蔵庫で保管するのは控えてくださいね!保管場所に悩んでいる人は、常に一定の温度に保たれているコスメ専用冷蔵庫を取り入れるのもおすすめですよ。
正しいスキンケアのやり方で自分らしいお手入れを!
スキンケアは毎日続けるお手入れだからこそ、自分に合った方法を取り入れるのが一番大切であり、それがモチベーションアップにもつながります。しかし、効率的に見えて実は逆効果となるスキンケア方法もあるのです。
そんな間違ったスキンケア方法に惑わされないためにも、口コミだけを鵜呑みにせず、正しい情報を取り入れながら、楽しくお手入れを続けてくださいね!