ハーブとの付き合い方

「ハーブ」と聞くと、専門知識がないと暮らしに取り入れるのが難しいのでは?と思う方も少なくありません。でも、もっと気軽にハーブのある暮らしは始められるものなんです。

ハーブは植物療法にも活用されてきたほど、種類によってさまざまな効果が期待されています。ハーブの専門知識はほどほどにして、まずはご自身が「好き」と思う香りや味わいのハーブを見つけてみることから始めましょう!気楽に、楽しくが何より大切だと筆者は考えています。


料理用ハーブはどこで手に入れる?

料理用のハーブはスーパーの野菜コーナーの一角、薬味やハーブ類がまとまったコーナーで手に入ります。大きなスーパーならフレッシュのローズマリー、ミント、タイム、オレガノ、バジル、パクチーといったメジャーなものがほぼ手に入ります。


意外と育てやすいハーブ

ハーブ栽培

この時期はお花屋さんでバジルやローズマリーなどの鉢植えもよく見かけます。和ハーブとも呼ばれる大葉(青じそ)なんかもありますね。これらのハーブ類は、もともと草原などに自生する種類がほとんどのため、暑さにも強く、あまり世話をしなくても勝手に育つ品種が多いんです。

小さなベランダの一角でも十分に育つことができるので、お好みのハーブがあれば是非鉢植えで育ててみましょう!摘みたてを料理に使えば香り高く、よりおいしく感じますよ。


まずはドリンクで楽しんでみる

ハーブウォーター

料理は苦手…という方は、難しく考えずにドリンクに加えてみましょう!蒸し暑い時期は、レモンやライムをスライスしたものと一緒に、ミントやローズマリーをミネラルウォーターや炭酸水などに漬けこむ「ハーブウォーター」が手軽でおいしくおすすめです。

ハーブの爽やかな香りでリフレッシュ効果も期待でき、柑橘類のビタミンCも摂取できるので夏の紫外線ケアにも◎


料理にとりいれやすいハーブ3選

料理用ハーブ

料理にハーブを取り入れることで、その他の調味料類を控えても奥深い香りや味わいを楽しむことができます。減塩にもつながるので、ハーブを取り入れた料理はおすすめなんです!

【バジル】

夏が旬のハーブ。程よい苦みと爽やかな香りが特徴。トマトとの相性がよく、ピッツァマルゲリータやカプレーゼサラダなど、バジル・トマト・モッツアレラチーズの組み合わせは間違いないおいしさ!

エスニック好きの方には、ひき肉と一緒にバジルをたっぷり炒めて作るガパオもおすすめ。

【ローズマリー】

清涼感あふれる香りが特徴のハーブ。肉料理の煮込みやアクアパッツァなど魚の煮込みなどに1本入れると、臭みを消して素材のおいしさを引き出してくれる効果があります。また、殺菌効果も期待されているんですよ。

生命力がとても強く、長く育てやすいハーブでもあります。

【タイム】

卵料理との相性がよい爽やかなハーブ。粉末タイプをひと振り加えるだけで、卵料理やスープなどが一気にやさしい南仏風の風味になります。

バジルやローズマリーに比べて主張が強すぎない香りと味わいなので、強い香りが苦手な方や様々な料理に使いたい方におすすめのハーブです。


リラックスしたい時にもハーブ

ハーブ リラックス

ハーブは精油・エッセンシャルオイルなどでも親しまれており、様々な種類の商品があります。

ローズマリーの精油は気分をシャキッとしたい時にアロマディフューザーで、就寝前には心落ち着くラベンダーの香りのクリームを、リラックスしたい時にはセントジョーンズワートのマッサージオイルを……というように、筆者はシーンや効果に応じて色々とハーブのアイテムを使い分けています。

皆さんも是非、ハーブの効果を知って、香り高い料理を楽しむためや心身のリラックスのために、ハーブのある暮らしを始めてみませんか。