トップクラスのビタミンC!

柿はミカンの約2倍ものビタミンC含有量を誇ります。ビタミンCはご存じの通りシミ予防や高い抗酸化作用による肌細胞の老化防止など、美肌作りに欠かせません。

実はビタミンCはそれだけではなく、免疫力アップやアルコールの代謝、ストレスの代謝などにも消費される万能栄養素なのです。

しかし、残念ながら体内にとどめることができないため毎日積極的に摂取することが大切です。旬の柿で効率よくビタミンCを摂りたいですね。

豊富なカロテンで乾燥肌対策!

柿のオレンジ色はカロテノイドと呼ばれる色素成分。主にお肌や粘膜を乾燥から守る働きが高く、秋冬の乾燥肌対策の強い味方です。そんなカロテノイドの中でも、特に美容・健康面で様々な働きが期待されている「β-クリプトキサンチン」という成分が柿には多く含まれています。美肌作りや免疫アップなどを目指したい人には嬉しい栄養です。

豊富な食物繊維で腸活サポート!

柿には腸活をサポートする食物繊維も豊富です。腸内環境の乱れは便秘だけではなく、吹き出物や免疫力の低下など様々な不調のもとになります。食物繊維の多い食材を積極的にとりいれ、水分補給も欠かさず、適度な運動や十分な睡眠を心がけることで腸内環境は改善するもの。まずは食物繊維豊富な旬食材を頂くことから始めてみましょう。

タンニンでアルコールの代謝をサポート!

柿にはビタミンCに加え、タンニンという渋み成分の働きによりアルコールの代謝を促す働きも期待されています。この時期、お酒をたしなむときには柿を使ったメニューを一品取り入れる、飲酒翌朝のフルーツには迷わず柿を選ぶ……というのが筆者のマイルール!皆さんも是非習慣化してみて下さいね。

それでは、柿を使ったお手軽レシピをご紹介しましょう。

柿を使ったおすすめレシピアイデア3選

【1】火を使わず5分でおしゃれな一品!「ピンチョス」

美肌作りに欠かせない豊富なビタミンCを無駄なく摂るためには生食がおすすめです。食感や甘みによって様々な食材との組み合わせを楽しめます。筆者のお気に入りは、貧血対策に「プルーン×チーズ×柿」のピンチョス。カルシウムやたんぱく質補給に「ホタテ×柿/鴨肉×柿」のピンチョスです。一口サイズに食材を切り分け、ピックで並べて刺すだけなのでお酒のお供にもおすすめです。

【2】箸休めに!さっぱりテイストの「なます風サラダ」

大根と柿を太めの千切りにし、甘酢でさっと和えるだけで作れるなます風サラダは箸休めにぴったり!カリっとした触感が楽しいので、熟す前の固めの柿を使うのがおすすめです。柿と同様、大根もビタミンCや消化酵素を豊富に含む食材なので美肌ケアや胃腸ケアにおすすめです。すりごまや砕いたクルミなどを加えれば、ビタミンEとの相乗効果で抗酸化作用もアップしますよ!お酢の力で疲労回復効果も。

【3】加熱してもおいしい!「豚肉と柿のソテー」

生姜焼き用の豚肉や肩ロースをフライパンでオリーブオイルやバターと一緒にしっかりソテーしたら、ざく切りにした柿を加えてバルサミコ酢や塩コショウで味付けを。加熱した柿は甘みが増し、フルーツソース感覚で肉料理に花を添えてくれます。たんぱく質分解酵素で消化を促進します。加熱によりビタミンCは損失しますが、豊富な食物繊維は健在。胃腸ケア、腸活に◎

そのまま食べてもアレンジしてもおいしい栄養満点な旬のフルーツ、柿。毎日の食卓に積極的に取り入れ、秋の味覚を楽しみつつ体の中からキレイを磨きましょう!