多汗症とは?

汗が非常に出過ぎる状態のことを言い、生活に支障をきたしてしまうほどの方もいらっしゃいます。年代としては、10~30代に多いと言われており、男女比率も半々とされています。

手のひら、わきの下といった部分、あるいは全身など、タイプは様々ですが、いずれもふだんから異常な量の汗をかいていて、日常生活で困っているなら、多汗症を疑った方がよいかもしれませんね。

多汗症には主に2つのタイプがあります。

1つ目は、原発性多汗症と言われるもので、原因がはっきりとわかっていないものです。神経の過敏さや、遺伝などが要因として挙げられていますが、はっきりとした原因は不明とされています。そのため、体質だからと諦めてしまい、治療を続ける人が少ないんだとか。

2つ目は、続発性の多汗症です。病気や内服薬が原因となるケースです。甲状腺機能亢進症や糖尿病、精神的な緊張や末梢神経の損傷などにより、誘発されていると言われています。

まずは、チェックポイントを確認してみましょう。

多汗症のセルフチェック

下記の項目に当てはまるものはありますか?

・最初に症状が出たのは25歳より若い

・両手両脇など左右で同じ程度の量の汗をかく

・冬でも服の汗じみが目立つ

・睡眠中は汗をかかない

・1週間に1回以上異常なほど汗をかく

・原因不明の多量発汗が、半年以上続いている

・家族や親戚に多汗症の人がいる

・大量の汗で日常生活に支障をきたす可能性がある

上記のチェックポイントに多く当てはまれば当てはまるほど、多汗症の可能性が高いと言われています。ただし、多く当てはまっていたとしても、本人が困っていない、気にしていないという場合は多汗症と診断される可能性は低いとも言われています。

重症度としては?

感染症や代謝異常があるわけでなく、

・発汗は気にならず、汗が原因で日常生活に困ったことはない

・発汗はあるが我慢できる

・汗が原因となって時々日常生活で困ることがある


ここまでなら軽症だと言えます。

逆に

・発汗がほとんど我慢できない

・汗が原因で日常生活に支障をきたしている

・汗が原因で日常生活で常に困っている

・運動をしなくてもしたたり落ちるほど汗が出る


といった点に当てはまる方は重症度が高いといえますから、医師の診察を受けるとよいでしょう。

皮膚科、美容外科、形成外科で治療を

多汗症の治療には様々な方法があります。おもに皮膚科で行うものには、外用薬や、注射、神経ブロック、内服薬などがあり、診断によって保険適用となります。

一方、美容外科や美容皮膚科では、超音波、注射、汗腺除去手術などの方法があり、ほとんどが保険適用外となります。

迷う場合は大きな総合病院などで皮膚科の医師に相談し、これは美容外科の分野だ、ということになれば、そちらに移るのも良いでしょう。

ただ、皮膚科ならどこでも治療してくれるという訳はないので、事前に連絡を入れておいたほうが良いでしょう。電話などで問い合わせて治療が受けられるかどうかを確認しておくのが確実です。

日常生活に不便をきたすほどの発汗がある人は、一度多汗症を疑ってみるのも一つの手段です。治療を行うことで、日々のストレスが軽減されることもありますので、まずは、チェックリストで確認することから始めましょう。