自費?保険? 保険が適用される歯のクリーニングの内容は?

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歯のクリーニングには「保険診療」と「自費診療」の2種類があります。その中でも「治療」を主な目的としているのが保険診療になります。

「虫歯や歯周病を予防したい」と考えている方には、保険診療のクリーニングはメリットがあります。治療内容や料金などを知ったうえで、ぜひご検討ください。

1. 歯のクリーニングとは

歯の汚れをきれいにする治療としてよく耳にするのが「クリーニング」と「ホワイトニング」です。しかし、両者は目的も治療内容も異なるものです。

クリーニングは、口の中を掃除して歯石などを取り除きます。主に歯周病や虫歯の予防として行なわれるほか、着色もある程度取れます。
一方、ホワイトニングは歯をより白くして美しく見せることが目的です。薬剤で漂白したり、歯の表面を削ったりと、治療方法はさまざまです。

このように、歯のクリーニングが主に予防ケアを目的としているのに対し、ホワイトニングは審美面の向上を目的としています。

2. 歯のクリーニングには保険診療と自費診療がある

歯のクリーニングにも保険診療と自費診療があります。

保険診療は「治療」を目的としており、主に歯石を取り除く治療を行ないます。歯周病などの治療として扱う場合のみに適用されるので、注意が必要です。料金は1回あたり3,000~4000円ほどになります。

自費診療は歯石を除去するほか、お茶やヤニなどによる強固な汚れ(ステイン)を取り除く、審美面の向上も目的としています。主にPMTCと呼ばれる方法でクリーニングします。料金は歯医者さんが個々に設定しているので開きがありますが、5,000~20,000円ほどになります。

3. 保険が適用される「歯のクリーニング」の内容は?

まず、歯と歯肉の間(歯周ポケット)の深さを測定し、歯周病の有無を調べます。

保険診療のクリーニングは治療が主な目的となるので「歯周病の検査で歯周病の治療が必要」と判断された場合に保険診療のクリーニングが適用されます。
具体的な治療内容としては、歯の周囲に付着している歯石を鉤(かぎ)状の器具を使って取り除きます。
歯石の量が少なければ1度の治療で終わりますが、歯石が多く付着している場合は2~4回に分けてクリーニングします。治療時間は、1回につき30分ほどです。 検査の結果、歯周ポケットが4mm未満の所見であれば、歯周病ではありませんので、治療はできません。この場合、定期的なクリーニングを受ける場合は、自由診療の中でメンテナンスを受けることになります。

4. 定期的にクリーニングを行ないましょう

クリーニングは治療目的ではありますが、口の中を検査することで歯周病の早期発見にもつながります。また、歯石の除去は歯周病や虫歯の予防にもつながります。

「歯は健康なので長くメンテナンスを受けていない」という方も、クリーニングを受けることで健康な状態を維持できます。常に口の中を良好に保つために、可能なら1ヶ月に1度はクリーニングのためにかかりつけの歯科医院に通うことをおすすめします。

歯科医師:古川 雄亮 先生
歯科医師:古川 雄亮 先生

国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事。

歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

[参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0

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