10代20代で永久歯が抜けたらどうすればいい?

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10代や20代の若いうちに歯を失うと、大変なショックを受けるでしょう。前歯であれば、見た目の面で気になる方は多くいらっしゃると思います。見た目ももちろん大切ですが、正しい噛み合わせを回復することも重要です。若い方に敬遠されやすい「入れ歯」に加え、若い方に選択肢として選ばれやすいブリッジ」の誤解されやすい点やメリット、注意点などについてお話します。

1. もし若くして永久歯を失ってしまったら

歯がなくなると代わりの歯を入れることになりますが、「入れ歯」は高齢の方がつけているイメージが強く、若い方がすんなりと受け入れるのは難しいことです。歯がなくなったことを家族や友達にも言えず、ブリッジも選択せずに悩んだまま放置してしまうケースもあります。

もし歯が抜けてしまっても、ブリッジや入れ歯で噛み合わせを回復させることである程度の見た目も回復されます。ひとりで悩まず、歯科医院に一度相談してみてください。

2. 入れ歯・ブリッジが誤解されやすい理由

近年、さまざまな歯科医院で実施されている治療に「インプラント」があります。インプラントを患者さんに勧めるために、入れ歯やブリッジの欠点を強調する歯科医院もあるかもしれません。

どの治療にもメリットがあれば、デメリットは必ずあります。インプラントも完璧な治療方法ではなく、「治療費が高額」「インプラントを支える組織が炎症を起こしやすい(インプラント周囲炎)」といったデメリットがあるのです。

3. 治療のメリット・注意点

入れ歯はほとんどの人に適応できるのが大きなメリットです。また、取り外す手間がかかるものの、歯ブラシや洗浄剤などで掃除ができるので清潔に保てます。

入れ歯で誤解されるのが「外れやすい」という指摘です。近年は入れ歯も進化し、粘膜にフィットして違和感なく装着できる入れ歯が増えています。食事やおしゃべりのときも安心して使用できます。

ブリッジは固定源となる歯が残っていなければ適応できませんが、インプラントのように手術する必要はありません。食事のときも、自分の歯に近い噛み心地で噛むことができます。

入れ歯もブリッジも、自費診療であれば金属を使わない綺麗な見た目の装置を作ることができます。代表的なものに、天然歯のように透明感があるセラミックがあります。興味がある方は、かかりつけの歯科医院で見本を見せてもらうとよいでしょう。

4. どうしても入れ歯・ブリッジが合わないなら

装着した入れ歯やブリッジは、1度つけたらずっとそのままというわけではありません。噛み合わせの違和感などがある場合は、途中でも調整できます。合わないときには、我慢せずに歯科医院へ伝えてください。また、予算に余裕が出てきたのであれば、入れ歯とインプラントを組み合わせたインプラント義歯という選択もあります。もちろん、多額の費用を用意することができれば、入れ歯をやめてンプラントのみの治療を受けることもできます

歯科医療も日進月歩で、入れ歯もブリッジも機能と審美面で優れたものがどんどん登場しています。悩みがある方は、かかりつけの歯科医院で相談しましょう。

歯科医師:古川 雄亮 先生
歯科医師:古川 雄亮 先生

国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事。

歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

[参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0

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