歯周病と口臭

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歯周病と口臭

歯周病になると歯肉の腫れや歯磨き中に歯茎から出血するなどの症状が知られていますが、歯周病は口臭の原因にもなるので、口臭がひどくなる前に、早めの対処を心がけましょう。

口臭の種類

・病的口臭

病的口臭は大きく2つにわけられ、「1. 虫歯や歯周病などお口の中の病気(口腔疾患)によるもの」と「2.消化器官や呼吸器官などの全身疾患によるもの」に分けられます。

例えば、糖尿病になると甘い臭いの口臭が特徴です。病的口臭は、原因となっている疾患を治療することで改善されます。

・生理的口臭

生理的口臭は、病的口臭のように病気が原因ではなく、日常生活から起こる口臭のことです。朝起きたときや空腹のとき、月経、緊張などから口の中が乾くことにより細菌が増殖して起こる口臭で、誰にでもあります。

口の中の乾燥を予防するための水分補給でも良いですが、お口の中に使える保湿剤がより有効です。

・食品由来口臭

にんにく、玉ねぎ、キムチなどの臭いのきつい食材やお酒を飲んだときに起こる口臭が食品由来口臭です。体内で消化されるとき、全身の血中を回っている臭み成分が肺から息として排出されるときに起こります。一時的なものより、時間が経つと次第に口臭が無くなっていきます。食品による口臭は臭いの原因となる食品を控えることで解決します。

歯周病の口臭の特徴とは?

歯周病の口臭は、歯周病菌が潜伏している歯垢(プラーク)が、3つの揮発性硫黄化合物のガスを放出することが原因です。複数の種類の揮発性硫黄化合物が口の中で混ざることで、歯周病特有の不快な口臭になります。

・腐った玉ねぎのような臭いがする

揮発性硫黄化合物の1つメチルメルカプタンが原因です。特徴は腐った玉ねぎのような臭いです。

・卵が腐ったような臭いがする

揮発性硫黄化合物の1つである硫化水素も歯周病の口臭の原因になります。硫化水素は、卵が腐ったような臭いが特徴です。

・腐った生ごみのような口臭がする

ジメルサルファイドという揮発性硫黄化合物が原因であり、腐った生ごみのような臭いが特徴です。3つの揮発性硫黄化合物の内、口臭の原因として10%にあたります。

歯周病による口臭を解消するには、歯周病を治療することが最善策です。歯周病を放置して口臭がひどくなる前に歯医者さんで歯周病検査と治療を受け、セルフケアをしっかりとすることがおすすめです。また、一部の病院には口臭外来というものもありますので、口臭がとても気になる方はそちらを受診されることも検討してみても良いかもしれません。

歯科医師:古川 雄亮 先生
歯科医師:古川 雄亮 先生

国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事。

歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

[参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0

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